美鈴サンタ2016'東京
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【美鈴サンタ2016'東京】

美鈴サンタ東京スタッフレポート 2016年12月23日(金)
訪問先
1)愛児の家

2)福田会  

3)東京育成園 




【東京・愛児の家】

施設名:愛児の家
住所:東京都中野区鷺宮3-2-13
ご担当者:園長 石綿様
訪問日:2016年12月23日(金)
訪問時間:午前10:00〜12:00
訪問者:村中・若鍋

愛児の家 (1) 愛児の家は、東京中野区にあり創設70周年を去年迎えた古くから存在している施設です。美鈴サンタで訪問させて頂くのは、今回で7回目。毎回暖かく迎え入れてくださる施設なので、スタッフもついついリラックス。インターフォンを押し忘れて、「こんにちはー!」と元気に入ってしまいました。それでも、職員の方と幼児さん達が笑顔でお出迎えしてくれて、オープンな雰囲気に、さすが地域に開かれた施設だと実感しました。


 今回もお話をお伺いしたのは、3代目園長石綿徳太郎氏で、お忙しいなか快く対応頂きました。こちらからの質問にいつも熱心に答えていただく園長で、その答えには、真に子ども達への愛が感じられます。創設者である"ママ"の意志を受け継いでいらっしゃる施設であり、そのママ"の意志は施設理念に収まるようなものではなく、もっともっと深い人間への慈愛に満ちたものだと、この施設を訪れる度に感じさせられるのです。
 



愛児の家 (2) これは、愛児の家のパンフレットの一節ですが、「昭和20年11月東京の焼け跡にはグズ紙の様に見捨てられた戦災孤児が大勢おりました。前理事長石綿さたよは戦災孤児救護婦人同志会を結成し自宅を解放、資材の一切を投げ出して孤児救護活動にのりだしました。それ以前にも石綿さたよは支那事変から太平洋戦争にかけて、出征軍人の留守家庭や遺族の慰問、傷病兵見舞などを積極的に行いましたが、終戦と共に孤児救済に全力を注ぎ始めたのです。」とありました。


これが、愛児の家の前身なのですが、"ママ"と呼ばれている石綿さたよさんのこの行動の素晴らしさは、毎年すごいことだと感じていました。愛の反対は無関心と美鈴先生も仰いますが、見捨てられた戦災孤児を多くの人が、見て見ぬふりをしてしまうしかなかった戦後に、誰もが自分のことで精一杯だったであろう戦後に、まさしく大きな大きな愛がなければ出来ない行動であったと思います。「思い」「言葉」だけでなく、「行動」をともなう愛は、まさに本物の愛ですね。 


愛児の家 (3) そして"ママ"は、子ども達を守り育むために当事の厚生大臣や内外様々な人達の来訪を受けたり、バザーを催して地域との繋がりを持ちながら、児童福祉法により養護施設となった「愛児の家」の運営のために精力的に行動を起こしています。

 昭和55年には、愛児の家をモデルにしたドラマ「一人来い、二人来い、みんな来い」が民放で制作され、毎週火曜の夜に放映されていました。これだけ多くの人が関わり長い歴史をもっている施設で、歴代園長始め職員の方々の試行錯誤と努力が詰まっていると感じます。


 現在は、定員36名のところ、35名ですが、すでに1名の入所が決まっているとのことです。私たちをお出迎えしてくれた幼児さんが10名と若干多めかなと感じて、躾の面で手が掛かり、さぞかし大変だろうと思い聞いてみると、石綿園長は、大変さでは大きい子ども達への寄り添いのほうが大変かもしれませんとの言葉が帰ってきました。これは、携わったことのある方々にしかわからない様々な思いがあるのだろうと、ずしんと感じた瞬間でした。 



愛児の家 (4) 最近の児童福祉は、養護施設の子ども達を里親制度に移行しようという風潮が強くなったそうで、欧米では養子縁組が進んでいるのだから、日本もそうするべきだと唱えているとのことです。しかし、措置変更、つまり里親の変更を5〜6回繰り返す現状があったり、多いと15回も変更となった場合もあるとのこと。そうなると欧米の養子縁組も果たして上手くいっていると言えるのかどうか。失敗した時にキャッチするところがないとホームレス度や犯罪率が高くなってしまいます。


また、子どもを守るための権利養護の判定も本来は真相を理解してから行うべきところを、試し行動(不安から里親の愛情を試すこと)で泣いていても、なんであんなに泣かせているの?となるとすぐに離されたりと、難しい面があるとのこと。躾は価値観の違いもあるし、度がすぎると押し付けにもなるので、愛児の家では、職員の考えを合わせようと、たくさん話し合いをするよう努めています。 


愛児の家 (5) また、石綿園長は、三歳神話は神話ではないとお話されていました。日本の育児は小さい頃は、子どもと同じ部屋でたっぷりべたべたして育ち、少しずつ手を離しながら、その成長を見守り寄り添うという育児。それが、脳の成長過程で安心感に繋がり、気持ちの中の安心感があることで、将来の自立に繋がっているのではないかと仰っていました。大きくなっても帰る場所があることで、自分は安心なんだと思えうことができ、社会的安定感が生まれると。


 愛児の家では、職員は肉親ではないけれど近くにいる大人だよと寄り添うとのこと。


 親御さんと繋げていくことも続けて努力されており、ドライな親御さんは育て方や距離感がわからなかっただけなので、毎週家に帰し育児のアドバイスをすることもあるそうです。そこに気持ちがあれば繋げて行きますと。


 慣れるために一ヶ月は親御さんに来ないでほしいという施設もあるけれど、愛児の家では、明日から来てくださいと話すそうです。それは、ここでも親に会えるという安心感を大切にしているからこそ。お正月はなるべく家族や親類のもとに帰れるようにするとのことで、残る子どもは今年は10人。4〜5人だけの年もあり、これはかなり高い状況です。


 誰かがよくない親だと判定しても、関係が続いて30歳でもその先でも、上手くいけばそれでいいのではないかと、園長が仰ったことが印象にのこりました。そこには決して見捨てず、その親子に寄り添う愛を感じました。


 場合によって、職員の方々が貴方の親ではないんだよ、でも、近くにいるよと、子ども達にはっきりと言うこともあるそうです。それを聞いて、美鈴先生が教えてくださる寄り添いを思い出しました。それは、決して涙目でみることなく、また、見捨てることはなく、思いを寄せていることだと。 




 愛児の家はまさに、帰る場所はここにもあるよという、寄り添いの家だと感じました。その寄り添いにより安心感が生まれ、美鈴先生がこれからの世を生きるために大切だという、自立と自律につながるのだと思いました。


ママの教訓で、「愛されなくてもよいから、人に嫌われない人になってほしい、幸せは、与えられるものではなく、自分がつくるもの」とありました。美鈴先生の、自分が愛して自分が感謝することで、愛され感謝されるとの教え、そして、幸せは自分で感じるもの。日々小さなことでも幸せの数を数えて、生きましょうとの教えに、重なるなぁと思いました。


 今回の美鈴サンタでは、ちょうど壊れてしまった子ども達が使用するパソコンと、一緒に使えなくなったプリンターを発注されたとのことでした。また、去年の美鈴サンタで購入した炊飯器で炊くご飯が、すごく美味しいんです!と園長先生がとても嬉しそうに報告してくださいました。公費だと安かろうで選ぶしかないのであまり良いものは買えないので大変ありがたいですとのことでした。


 今年も美鈴サンタにより、職員の方々の愛の行動と、募金してくださいました皆様の愛の行動を十二分に感じることができ、大変幸せでした。皆様ありがとうございました。


(若鍋) 





【東京・福田会

施設名:福田会
住所:東京都渋谷区広尾4-2-12
ご担当者:副施設長 高橋様
訪問日:2016年12月23日(金)
訪問時間:午前10:30〜12:10
訪問者:奈良崎・堆(アクツ) 


福田会 (1) 社会福祉法人 福田会の児童養護施設「広尾フレンズ」は、大使館が立ち並ぶ広尾駅近くの立地にあります。2010年、2013年、2015年の訪問に引き続き、暖かい冬の陽射しのなか、今回で4回目の美鈴サンタの訪問を行うことができました。


 こちらの社会福祉法人 福田会は、1876年(明治9年)に仏教界各宗派の高僧が中心となり設立されました。

(※福田(フクデン)の由来・・・・仏典梵綱に説かれている「福田」の意味から命名されたもので、徳の種をまき、福の木を植える田園の趣旨。人間社会の中にあって、善いことを多くすればするほど、多くの幸福を得られるものと説かれ、その実践の一つとして、恵まれない児童のために奉仕することを掲げて「福田」としている。)




福田会 (2) 施設の門を入るとすぐにグラウンドがあるのですが、去年はなかった遊具が目に入り、美鈴サンタの皆様からの寄付で購入されたものが確実に子どもたちに届いていることを実感しながら玄関ベルを鳴らしました。年末のお忙しいところ、副施設長の高橋様が快くにご対応してくださいました。


 お部屋に通していただくと、高橋様より早々に、グラウンドに設置している昨年の美鈴サンタの寄付で購入したサッカーゴール、バスケットゴール(高校生から小さい子どもまで幅広い年齢で使えるようにワンタッチでゴール高さが変えられる)、ジョイフルベンチが子どもたちにとても喜ばれていることや、美鈴先生をはじめとして、全国の寄付をしてくださった方へ感謝を伝えてほしい旨の伝言をいただきました。


※お品物の選定は、子どもたちとの日常の会話や様子の中から、何があったら良いかを職員が吸い上げて選んでいるそうです。ちょうど昨年にグラウンドを整備したところだったため、サッカーゴール、バスケットゴールを購入できたことはとても素晴らしいタイミングだったとのことでした。




福田会 (3) 私たちからは、美鈴サンタの趣旨と、全国の美鈴先生の活動に共感してくださった志し高い皆さまからの善意の思いを説明し、全国の皆さまが子どもたちを気にかけ、見守っていることをお伝えしました。


去年に引き続きとても喜んでくださり、美鈴さんのお人柄にもふれ講演活動に感心されていました。また、募金をしてくださるみなさんが、児童養護について認識が深いことも特徴的に感じられたそうです。一般的な「児童養護施設」のイメージは、「養護」という言葉が用いられているためなのか、「身体が不自由」、「障害がある」子どもたちや、「犯罪をした青少年」などが集まってきている施設なのではないか、という誤った認識をされることがまだ多くあることに、もどかしさを感じることがあるそうです。


 最近では虐待に関する報道が増えることによって、「児童養護施設」の存在が認識されるようになり、自分で親から逃げて「施設」にくる子どもが出てきて、助かる子も増えているそうです。



福田会 (4) また、児童相談所などから、虐待で保護された子どもの受け入れ依頼がきますが、受け入れる社会の器(児童養護施設)が足りないため、常に満員状態で運営を行っているそうです。それでも、一時保護の依頼にできるだけ応えることができるようにスペースを用意しているそうです。一時保護というのは、虐待などで大変な状態から緊急的に子どもを引き離した最初の段階で、通常は一時保護用の施設に入り、受け入れ先の児童養護施設が決まり次第、そこに移動するのですが、最近は一時保護用の施設が一杯になることが多くあるとのことです。


一時保護の期間は、受け入れ施設が決まるまでの概ね1か月とのことですが、どこの児童養護施設も一杯なことが多く、一時保護の状態が2〜3か月になることもあるそうです。一時保護の期間は、住所手続きは後回しで緊急的に子どもの身柄だけが別の場所で保護された状態になっているため、正式に児童養護施設に入ることができるまでの間、その子は学校に行くことができないという話が衝撃的でした。そのため、一時保護の期間が長引けば長引くほど、勉強に遅れが出てしまうとのことでした。自治体によっては、児童養護施設に教員免許をもった人員を配置して「教育を受ける権利」を守っているところもあるとのことですが、現状は東京都にはその仕組みがないとのことでした。


福田会 (5) 隠れて虐待をされて施設にやってくる子どもたちには、単純に衣食住だけでは足りません。生い立ちによって一人ひとり異なる価値観を植え付けられてくる子どもたちに、新しい価値観を伝えていくことが必要です。そのために施設の職員に求めるものは、「専門知識」、「度量」、「心」とのことでしたが、たとえ熱心に研修をうけたとしても、日常の子どもたちを目の前にするとなかなか思うようにならないことがほとんどで、職員も子どもと一緒に成長し、受け継いでいくことが必要だとおっしゃっていました。


 また、里親制度については、血縁を大事にする今の日本の文化ではなかなか浸透が難しいとのことでした。さらに、里親になるというご夫婦の多くが、自分たちに子どもができない代替としての存在を希望するため、できるだけ小さい子ども(赤ちゃん)をほしがる人が多く、子どものためを考えて家族に迎えるという思いが薄いことも危惧していらっしゃいました。そのため、日本では、児童養護施設の数をもっと増やし、受け皿を確保することが重要だとのことでした。


 お話の後には施設内の見学もさせていただきました。単純に子どもたちの衣食住があれば良いというのではなく、それ以上の様々なものが用意されていました。子どもやその親に、親子での生活体験や、生活訓練のための「親子宿泊室」、施設を出た後の一人暮らしの練習をするための「自立支援室」、専門のカウンセラーと過ごすための「心理室」など、トータルとして子どもたちの健やかな成長を支えていくための設備が整えられた素晴らしい施設でした。



 最後になりますが、こうして多くの皆さまの温かな思いを無事にお届けする機会をいただきましたことをとても嬉しく思います。また、子どもたちや、熱心に志高く働いてくださっている施設関係者の皆さまから沢山の感謝のお気持ちをいただきましたので、このレポートを通して、寄付をしてくださった皆さまに、いただいたそのお気持ちを少しでも多くお伝えできたなら幸いです。ありがとうございました。


(堆)
 



【東京・東京育成園】

施設名:東京育成園
住所:東京都世田谷区上馬4-12-3
ご担当者:園長 渡辺様、副園長 河原様 
訪問日:2016年12月24日(土)晴天
訪問者:奈良崎・本間  

東京育成園 (1) 天気に恵まれた中、東京都世田谷区の「東京育成園」に訪問させていただきました。100年以上の歴史をもつ東京育成園は、1896年に起きた東北三陸地方大津波の際、被害地に遺された孤児たちの救済から始まり、また戦後も大変な努力をされながら多くの戦災孤児を救済し、現在も子どもたちを第一主義として運営されており、創設者である北川波津女史の、弱い者を助けるために全力を尽くすという遺志が脈々と受け継がれている施設です。


 インターフォンを鳴らし、広い敷地に入ると緊張してしまいますが、職員の皆さまが温かく出迎えてくださり、心和やかに訪問することができました。今回は、河原先生と一緒に、初めて渡辺園長先生にもご対応いただき、現在の子どもたちのことや東京育成園での様々な取り組みについてのお話を伺うことができました。また、今年の美鈴サンタのお品物の注文を担当された職員の方がわざわざお礼を述べに来てくださったり、理事長である千葉先生からも感謝の言葉をいただきました。施設内の見学中には、職員の方が、「あ!美鈴サンタさんだ!ありがとうございます!」と、声をかけてくださいました。



東京育成園 (2) 東京育成園は小舎制により、1軒1軒の家に7〜8人の子どもたちが一般家庭と同じような環境の中で生活しており、リビングルームやダイニングルームもあれば子ども部屋もあるため、本当に普通の家庭のような生活を送っています。子どもたちは職員と相談して家ごとに様々なルールを作り、例えばゲームの時間帯なども相談してルールを決めて生活しているそうです。

 当日は、明日クリスマス会ということで準備中の楽しそうな女の子達の声が聞こえ、広い遊び場を私たちが見学させていただいている時、かくれんぼをしている元気な子どもたちの楽しんでいる姿を目にしました。一緒に参加したかったくらいです。他の家では掃除当番の男の子が勢いよく玄関前をほうきで掃いていて、小さい頃の自分を思い出しました。そのような、どこにでもいる普通の元気な子どもたちです。



東京育成園 (3) 広場前には人懐っこい2匹の可愛いワンちゃんもいて、子どもたちだけでなく施設内みんなの癒しになっていました。渡辺園長先生は「子どもたちの感性を養うために自然のある環境で土に触れる、動物に触れる、花などの植物に触れることがとても大事です。残念ながら、そのような経験と感動を知らない子どもも多くおりますので、当園では環境作りにも努力しております」と仰っていました。

自分の空間や広さがあるような環境が整うと、子どもたちの勉強への取り組み方も変わるそうで、環境の大切さを教えていただきました。また、広場にある綺麗な芝生は、職員さんの行き届いた手入れによるものだそうで、全員が子どもたちの環境作りに取り組んでいる様子を見せていただきました。

 小舎制ですので、1軒1軒の家ごとに必要なものや欲しいものは異なります。今回の美鈴サンタでは、必要なものを職員さんと子どもたちで相談して決めたとのことで、炊飯ジャーやテレビなどの生活必需品を中心に選択して購入していただきました。

渡辺先生と河原先生は、「美鈴サンタの皆様から、こんなにあたたかいご支援をいただきまして本当に感謝しております。子どもたちの生活のためには必要な物でも決まった予算の中でやりくりしなければならず、その枠から外れるようなものについては大変困難ですので、本当に助かります。」と仰って下さいました。新しい炊飯器で温かいご飯を食べたり、リビングでみんなでテレビを見ることもでき、お友達と遊んだり勉強したり運動したり子どもたちが心満たされていく中に、美鈴サンタに参加してくださった皆さんの愛が宿ります。




東京育成園 (4) 施設に入らざるを得ない子どもたちのうち、7割〜8割は何らかの虐待を受けており、年々増加している虐待の相談件数の中で、特にネグレクト(育児放棄)が目立っているそうです。ただ、虐待という言葉は社会的にもだいぶ認知されるようになりましたので、件数が減るのかと思いきや、逆に増えている現状だとのことで、なぜ増えているのかという点については研究していく必要がありますと仰っていました。

そのような課題に取り組むため、東京育成園では職員さんによる研究グループが複数あり、学術的な面だけでなく多角的に取り組んでいるとのことで、子どもたちと接しながらも高い専門意識で研究をされているお話に頭の下がる思いでした。「専門職というのは、自ら問いが生まれた時、自らが学んで取り組む姿勢が大事なのです」という渡辺先生の言葉が職員さんのあり方を示されており、東京育成園では子どもたちが家に戻れるまでの期間が、他の施設よりも比較的早いことから、本当に職員さんの努力の賜物なのだと感じました。


 また、パーソナリティーの問題として、どこの施設もあるようですが、子どもたちは施設内で様々な不平不満があり、職員に怒りをぶつけることがあるとのことです。職員の忍耐力も試される場面です。しかし、その状況が全て悪いわけではなく、安心して不平不満を出せる環境を作っているということなのですよと仰ってくださいました。

施設の外では出せないけれど、戻ってから不満を出すことは、信頼関係が構築しているので良いことなのですと、安心できる場所になるということを大事になさっていました。

子どもたちとの信頼関係の構築のために、受け止める職員さんの苦労は大変なものだと思います。でも、だからこそ修復がうまくいき家庭に戻れるのだとも思いますし、私達も引き続き寄り添っていかなければいけないと思いました。



東京育成園 (5) 今回、渡辺先生と河原先生より施設の現状や今後の在り方、また研究課題等について、専門的で貴重なお話をここに書ききれないほど沢山伺うことができました。

その中で、今後、子どもたちにとって安心して健やかに成長できる社会をどう形成していけるのか、真剣に考えていく必要性を改めて認識しました。他人事ではなく、気づいた大人から動いていかなければいけないと改めて感じました。


東京育成園の渡辺先生、河原先生、そして職員の皆様、お忙しい中本当にありがとうございました。


(本間)






東京育成園 (1) 東京育成園さんから、美鈴サンタ2016'の感謝状が届きました。
ありがとうございます。

東京育成園 (2) 東京育成園 (3) 東京育成園 (4)










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