【美鈴サンタ2012'福岡】
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【美鈴サンタ2012'福岡】

 美鈴サンタ福岡スタッフレポート 2012年12月23日(日)
訪問先
1)福岡子供の家みずほ乳児院 10時〜11時
2)社会福祉法人 古処学園  13時〜13時40分



【福岡・みずほ乳児院】

2012年12月23日(日)
訪問者:冨田亮子 佐藤三樹成

【福岡子供の家みずほ乳児院】
福岡県福岡市
訪問時間 9:30〜10:30
ご対応 蔭山施設長



DSCF5355 今回で2回目の訪問となる乳児院。
今年は募金の代わりにベンチ2台をお贈りしています。
ラッキーな事にそのお披露目に立ち合えました♪
あっという間に子供達がベンチに群がり、ちょこんと並んで座る姿が何とも愛らしく微笑ましい。気に入って頂けたようです(^-^)

施設の現状として、預けられる子供の数が減る事はないそうです。
お話をうかがって改めて、子供達だけでなく親御さんの心のケアの重要性を感じました。
ここでは、子育てをする親御さん達のサポートにも力を入れていらっしゃいます。
温かく愛情溢れたこの施設が、皆さんの心の寄りどころになって欲しいと願います。
今年もありがとうございました。

(冨田亮子)


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【福岡・古処学園】

【社会福祉法人 古処学園】
福岡県朝倉市秋月
訪問時間11:30〜14:30
ご対応 永井施設長



DSCF5362 今年で三回目の訪問になります。
施設には40名前後の小学〜高校生の子供達が暮らしています。
永井園長先生にお迎えいただきました。

去年までお話をして下さっていた橋本園長先生が長期療養の為にお休みされ、先月より理事長の永井先生が園長を兼任されているとのご説明をいただきました。美鈴サンタの趣旨をとても共感的にお聞き下さり、そういう事ならと、メッセージを額に入れて皆が見えるところに飾りたいとおっしゃられます。今年の寄贈品の自転車はまだ発注中で届いていませんが、今までかなりの年月を大切に使われたであろう施設の子供用自転車を見せて頂きながら、大変感謝されていました。



DSCF5361 永井園長先生に施設の話をお聞きしました。
この古処学園の創設者は大阪出身の方で、この秋月の地で私財を投じてこの施設を開設されたとのこと。今と変わらず後ろ盾らしいものもなく、熱意と皆さんの善意で地道に運営をされてきたとの事です。永井園長先生も、実は元々はこの古処学園にボランティアで勉強を教えに来ていたそうです。それが、縁あって現在は理事長を、そして先月から園長を兼任される事となりました。学園のこと、子供達のことを静かに、優しく話して下さいます。

目録は、ぜひ子供達の前で、とクリスマスパーティ中の食堂におじゃまさせていただきました。あらためて美鈴サンタの趣旨を子供達の前でお伝えし、目録をお渡ししました。新しい自転車を乗る予定の小学生達が恥ずかしがりながら近寄って来て「ありがとう」と言ってくれました。子供達が全国のサンタの皆さんにくれた感謝の言葉は、とても清らかでした。




DSCF5363 三度目の訪問になると、知った顔も出てきます。
来春高校を卒業する男の子が、「おれ、卒業後は老人福祉の施設で働くことが決まった」と話しかけてくれました。覚えています。初めて会った三年前にも彼が同じ目標を教えてくれたのを。「貫いたね!おめでとう!」と握手をすると彼は言います。これからがスタートやけん、俺は目の前の仕事を、一日一日を一生懸命頑張るんよ。」「頑張ったら資格もとれるんよ。俺ひとつずつ資格もとるけん!一生の仕事やけんね」隣にいた高校二年の男の子も「おれはクリーニング屋で働くあてがあるんだ。クリーニングも奥が深いんよ。技術を高めてプロの職人になるんだ。」進路や抱負を話してくれる子供達に目頭が熱くなります。



DSCF5366 スタッフの男性は言われます。色々な家庭事情の子供達がいます。高校卒業までに家庭に戻る子供は全体の2割ほど。殆どの子供達は施設を卒業し自分の力で生きていきます。そして、子供達の人生はこの施設を巣立った後の方が圧倒的に長い。子供達が施設にいる間の限られた日々で、我々が関われるのは、子供が自分の人生を、自分で、前向きに生きる環境を作るのに最善を尽くし、そして見守ることだけです。自分の人生を歩くのはあの子達自身しか出来ないんですよね。ただ、社会に出て、もし叶うならば善意ある大人達に出会い、学び、働ければ、立派に成長出来る素材をこの子達は持っているんです。熱意を込めてお話しいただきました。




DSCF5370 クリスマスの出し物では、小学生から高校生まで、皆が協力し合って楽しい時間を作り出していました。中高校生のお兄ちゃんお姉ちゃんのお膝には低学年の子供達がにっこり座ります。子供達は色々な境遇があり、少なからずの傷を持っている事と思いますが、学園を、大人を信頼し、前向きに生きる心を持ち、落ち着いている上級生が、下級生の面倒を見てあげる古処学園。今回ご訪問させていただき、全国の美鈴サンタの皆さんのお気持ちが、施設でしっかりと子供達の成長のお手伝いとして活かされているのを実感させていただきました。


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雪の降る中、園長先生は車が見えなくなるまで外に立ちお見送り下さいました。
古処学園の皆様、貴重なひとときを有り難うございました。

(佐藤 三樹成)




≪感想≫

毎回、美鈴サンタは私にとって色んな事を考えさせられる貴重な時間です。
去年は弱々しくベッドに寝ていたのに、今年は自分の足で歩み寄って来た子。
志しを持って来春には社会人の仲間に入る子。去年よりも確実にたくましく成長している子供達から、
逆に元気と強さを貰えた訪問でした。
今年も参加して良かったです。ありがとうございました。
冨田 亮子



今年も身が引き締まる思いで全国のサンタの皆さんの愛をお届けさせて頂きました。
まず、今年は寄付金という形で無く、施設からリクエストされた品物を寄贈させて頂く形となりましたが、
結果として施設の方々からとても感謝されていました。寄付金の場合は一度収支としてから、予算として
計上するので、どうしてもスピードと選択の自由度が下がってしまうのですが、今回のリクエストという形は、
現場で欲しい物だが中々購入、買い替えの難しい物の願いを叶えてくれた、施設側にとっては理想的な
支援の方法だと、非常に感謝の言葉を頂きました。

全国の皆さんのお気持ちが、しっかり子供達の成長のお手伝いになっていると、お互い実感が得られる、
良い形でお渡しが出来たと思います。

施設のスタッフさんに、美鈴さんは子供達だけをご支援されているのですか?と聞かれました。
子供に限らず、動物保護、虐待防止をはじめ、親育て、子育て、人間一人一人の生き方の大切さを
全国でお話しており、むしろ大人の生き方を応援している旨をお話ししました。
するとスタッフさんは言いました。
「同感です。大人がしっかりと生きる事によって子供達も健全に生きる事が出来る。そして、子供達には、
きっと君の未来には、先祖何代も続いているであろう"負の連鎖"を君自身が断ち切るチャンスがきっとある、
と伝えています。」

我々一人一人が自分の人生をしっかりと生きる。
我々一人一人が"負の連鎖"を断ち切る。
我々一人一人の生き様が、身のまわり、外へと波紋のように広がり影響を与え、社会になる。

あらためて、一人一人の生き方の延長線上に、助け合える社会や寄り添える社会、高め合える社会、
傷みが解る社会、いかような社会にも向かえるという事を、施設のみなさん、子供達から教えていただきました。

美鈴サンタの機会を作って下さった美鈴先生、親方!、そして全国のサンタのみなさんと機会をご一緒出来た事に
心から感謝いたします。有り難うございました。
佐藤 三樹成





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