美鈴サンタ鹿児島スタッフレポート 2014年2月18日(土)
訪問先
1)大隅学舎 11時30分〜
2)鹿屋乳児院 13時30分〜
【鹿児島・大隅学舎】
訪問施設: 大隅学舎 13:30訪問
訪問者 : 親方!
雨模様の中11時に訪問させていただきました。ご丁寧な挨拶に迎えられ、施設長の川瀬先生と児童指導員の金井先生がご対応いただきました。資料なども見せいただき、施設に来る子どもたちの現状から様々な取組み、心のケアなどのお話しをたくさんしていただきました。県からの補助で賄われているもののご寄付はとてもありがたいことですと深々と頭を下げておられました。
先生からは、うちの子はみんな明るいですよと教えていただきました。
施設長室を出て館内を案内していただきました。廊下には、東北地方との交流が盛んに行われていることが良く分かる掲示板がありました。
2歳から18歳までが暮らす大隅学舎では、球技大会があったり畑で作物を作ったりと食育体験の活動も盛んに行われているとのことでした。お兄ちゃんお姉ちゃんたちは学校だったためお会いすることが出来なかったのですが、今回のプレゼントとなった雛人形が届いたときは、みんなで四苦八苦しながら組み立てたそうです。
未就学生さんたちのお昼ご飯がちょうど終わったところで、雛人形の前に集まってくれました。一斉に声をそろえて『ありがとうございました。』と元気よくお礼のお言葉をいただきました。そして、『うれしいひな祭り』をしっかりと歌ってくれました。この可愛い歌声は、募金をしてくださったみなさまの心にも届いたかもしれませんね。
心理療法室では、専門の心理カウンセラーの先生が子どもたちの声を定期的に聞いてくださるそうです。親子訓練室も完備されていて、親御さんや里親さんへ対応にも力を注いでおられました。
様々な取り組みや子どもたちへの愛情がお話しから溢れていましたので、天職とされているんだなと、とても安心感がありました。一度傷を負った子どもたちの心のケアは、想像してもしきれないご苦労があると思いますが、うちの子は皆明るいですよという言葉に、何故か救われたような感じがしました。
今年18歳でこの施設を卒業する女子が、もし私が女の子を授かったらこんな大きいのは無理だとしても雛人形を飾ってあげたいと思います。と言ってくれたそうです。3段のほころびた雛人形が今まで3月を飾ってくれていましたが、本当に今回タイミングよく美鈴サンタさんにお声掛けをいただき、こんな立派な雛人形を子どもたちに見せてあげることができました。未来に繋がる教育にも一役かってくれたことにも驚きました。全国からご寄付くださったみなさま、そして美鈴サンタスのタッフさまに心から感謝申し上げます。とお言葉をいただきました。
【鹿児島・鹿屋乳児院】
訪問施設: 鹿屋乳児院 13:30訪問
訪問者 : 親方!
美鈴サンタが始まった2009年当初から毎年訪問させていただいている鹿屋乳児院です。お電話でも親切丁寧な施設長は今回ご不在ということで、奥様の躯川先生にご対応いただきました。
お昼寝が終わった子どもたちはお着換え中でした。
鹿屋乳児院の先生方はとても優しく、子どもたち一人一人に寄り添っておられます。毎年訪問させていただいておりますが、わざわざお時間を作っていただき、昨年からの変化や現状なども親切丁寧にお話しくださいます。
訪問者は、入口玄関先では手洗いをすすめられますが、それ以外はとてもオープンで、子どもたちとも一緒に時間を過ごさせていただいております。子どもたちは、すぐに慣れて膝に座ってくれる子、人見知りをして抱っこができるまでいかない子、様々ですがお話しをしているときはしっかりとこちらの目を見て何かを感じとっているようでした。
預けられるのは、虐待や経済的理由のほか、精神疾患で親が育てられないと判断された子どもたちも増えているといいます。
家庭生活訓練室も完備し里親制度にも力を注がれています。
今回はお伺いする時期が遅くなり申し訳ございませんでした。みなさんプレゼントを開けずにこの訪問を待っていてくださいました。施設内を見学させていただいた後、2階の大きなお部屋で、サンタプレゼントの2人乗り型バギー、対面ワゴン4人用、歯ブラシ保管ケース、指人形どうぶつセットのお披露目会をしてくださいました。
小さいな子どもさんを預かる乳児院では、2人用のベビーカーや4人が一度に乗れるバキー型のベビーカーはとても重宝するとのことでした。
目を離すことができない0歳児から2歳児を安全にお預かりするこの建物には様々な工夫が施されています。
保母さんを目指している実習生さんもいらっしゃいました。
先生も手が足りない時はお互い助け合いながら子どもたちのお世話をしていらっしゃいます。
いつも明るい先生と子どもたちと記念撮影です。
子どもたちを親元に返すのが最大のミッションですと、昨年施設長さんがおっしゃっていました。児童相談所をはじめ様々な関連施設との連携で、親が自立していけるためのサポートも行なわれています。
今年2013年の美鈴サンタは、各地域の美鈴講演会スタッフさんのご協力で、たくさんの施設に訪問させていただくことができました。全国の皆様からの寄付金も大きな愛となり、第1回目が終了後、第2弾として次回は昨年と同様、東北地方にもプレゼントとしてお届けできればと思っています。
施設の存在自体を知っていただくことが始まりと、各地域の児童養護施設や乳児院を訪問し交流させていただいております。そこでは色々なお話しをお聞きいたします。ここでは書くことを遠慮してしまうような現状のお話しや施設さんの考えや対応などもございます。お声かけした全ての施設さんが快く受け入れてくれるわけでもなく、理解を得られず心折れながらでも時間を割いて訪問施設を検討してくださるスタッフさんには本当に頭がさがります。見えないところで涙することもある中、やはり子どもたちのために来てくれてありがとうございますと笑顔でお迎えしてくださるところでは、こちらが癒されることも多くあります。
各地域の美鈴講演会スタッフさんのご協力で、たくさんの施設に訪問させていただくことができました。全国の皆様からの寄付金も大きな愛となり、第1回目が終了後、第2弾として昨年と同様、東北地方にもプレゼントとしてお届けできればと思っています。
施設の存在自体を知っていただくことが始まりと、各地域の児童養護施設や乳児院を訪問し交流させていただいております。そこでは色々なお話しをお聞きいたします。ここでは書くことを遠慮してしますような現状のお話しや、施設さんの考えや対応などもございます。お声かけした全ての施設さんが快く受け入れてくれるわけでもなく、理解を得られず心折れながらでも時間を割いて訪問施設を検討してくださるスタッフさんには本当に頭がさがります。見えないところで涙することもある中、やはり子どもたちのために来てくれてありがとうございますと笑顔でお迎えしてくださるところでは、こちらが癒されることも多くあります。
以前、関西で訪問した施設さんでは、完全隔離状態の乳児院があって、中にも入れず職員さんとお話しをすることもできず、案内の方と窓の外から見学するだけといった、少し違和感を覚えるような保護体制の施設もありましたが、ここ鹿児島では、乳児院でも子どもたちと一緒に遊んだり会話をしたりと、ごく普通の交流をさせていただくことができております。子どもたちの目を見てお話しをさせていただくことで、こちらも気付かされることが多々ございます。
子どもたちは何も悪くないという言葉に、大人として今後何が出来るのだろうかと自問自答しています。美鈴サンタをきっかけに里親になられた方も全国で多くいらっしゃいます。とても嬉しいことです。
子どもたちには頑張れと心の中で何度も伝えました。
施設の先生方には尊敬の念を感じずにはいられませんでした。
【親方!】
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