Misuzuサンタ2009'東京
Misuzuサンタ2009':東京 12/23(祝)
ダイアナ・堆さん・村中さん・本間さん・Tom(京都)(5名)
・ 東京育成園 AM11:20〜PM12:20(約1時間)
ご担当:副園長 河原様・主任保育士 雨宮様
・ 愛児の家 PM14:15〜PM15:45(約1時間半)
ご担当:園長 神戸様
■ 東京育成園
とても綺麗な建物でした。
世田谷区ということもあり、寄付金が多いのかな?
去年建て替えたばかりだとおっしゃってました。
でも建て替えるまでは、「地震がきたら机の下に避難しなさい!」ではなく
「地震がきたら外に走りなさい」と指示していたくらいのボロだったそうです。
新校舎は全て一般からの寄付金で賄われたそうです。すごーい!さすが世田谷区!
建物も綺麗で、運動場も広く、砂場もあって小松菜などの家庭菜園、網を張って子供が
落ちないように整備された小さなプールには金魚が泳いでいました。
子供達がキャッキャと遊んでいて少しの間Joinさせて頂きました(笑)
近所の子供達も沢山園内に遊びに来るみたいで、地域との交流は活発のようです。
新しい建物の聖堂のような場所は一般市民にも開放していて、児童養護とは全く関係ない
催し物も行っているみたいです。
美鈴講演会のお母さん向けの講演がココでできるのでは?と思いました。
保育士・雨宮さん曰く、最近はここで最後まで暮らして巣立っていく子供は少ないとのこと。
お母さんがいる子供がほとんどだそうです。
だいだい3〜4年でお母さんの元に戻れるように子供を養育しているが、
肝心なのはお母さん。お母さんのメンタル的な部分を癒す機会が非常に少ない。
お母さんの状態が良くなっていないと、いくら子供を保護しても、同じことを繰り返す。
子供が憎くて虐待してしまうお母さんはほとんどいない。ちょっとした悩みでも、誰か相談できる
相手もいなく、一人で抱え込んでしまって、ノイローゼになったり鬱になったりして、知らず知らずのうちに
子供に手をあげてしまっていた。など・・
そんなお母さんをケアできる社会を作って欲しい。と、おっしゃっていました。
みすずさんのお母さん向けの大阪講演会の話とも繋がって、そうゆう機会をどんどん増やして欲しいと
おっしゃっていました。
●東京育成園
☆不思議なコト・・♪
東京育成園の公園で、すごいキンモクセイの香りが流れてきました。
どこにもキンモクセイなんてないし、お花もなかったのに!
みんなで天使かな?不思議だね〜と話していました。
■ 愛児の家
一つの建物に幾つかの部屋があり、みんながその一つの建物の中に暮らしている、
小さな保育園のようなところでした。
東京育成園は園内にお家が5軒、隣同士ですが独立していたのに対し、タイプの違う
施設を比較して見たかったのであえて小さい家庭的な施設を選びました。
●愛児の家
園長の神戸さんは民間の養護施設の組合の理事長をしている方で、
(訪問してからわかったのですが)とても優しげなお爺さん。
園内のドアを開けた瞬間、ただいま〜!と言いたくなるようなアットホームな雰囲気で、
クリスマスのデコレーションいっぱいで、もう可愛い可愛い♪
本当にあったか〜い雰囲気の施設でした。
愛児の家は宗教バックがなく一人の「ママ」と呼ばれる一般の人が自宅を解放したのが
きっかけです。この施設は子供を養育するのに十分な食事に気をつけていて、補助金だけ
ではその「十分な食事」ができず、「食は生きる基本」だと、子供に食に不自由な思いを
させたくないとの運営方針から、プラスアルファの食事・夜食を提供。
その分は寄付金から賄っているそうです。
ここの神戸さん曰く、児童養護施設の国が負担する補助金は全国の都道府県一律。
それ以外の上乗せは地方自治体で賄っているそうです。
特に東京は、田舎に比べ、問題の内容が桁違いに多い。問題というのは児童虐待もそうだし、
お母さんが精神的に抱えている問題も大都会ということもあって、非常に件数も多いし深刻だと。
福祉の人間含め心理カウンセラー、セラピストなどもおっつかないくらいだそうです。
福祉に携わる人も少なく、給料などの待遇、雇用安定も含め、神戸さんは民間の児童養護施設
の組合の理事長をしているので、役所相手に日々相談し、闘っているそうです。
明日がちょうど委員会だと・・。
お役所仕事だと頭でっかちで本当の意味での血の通った児童養護施設の運営はできない、と、
今は都立の10施設が次々に民営化されているところだそうです。
また今、寄付金がなかなか集まらないのに、1週間でこれだけの寄付金を集めることができるなんて、
美鈴さんはすごい方ですね!〜ほぉ〜!ありがたいぃ 体内記憶があるなんて、三島由紀夫と同じ
じゃないかぁ〜などなどおっしゃってました。
まだまだ神戸さんの話はあるのですが(笑)、
その長〜い話の後、ここでも子供達と少し遊ばせて頂きました。
もう子供達が愛らしく可愛くて可愛くて、みんな夢中♪
時間が過ぎゆくのも忘れ・・・。
その後は、食堂で紅茶やみかんやお菓子をご馳走になり、神戸さんとお話しながらだらだらと長居
してしまいました。天使がたくさん飛んでいるような・・本当にあったか〜い施設でした。
■ 感想(東京スタッフの声をまとめ、代表して・・)
今回訪問させて頂いた私達東京スタッフのみんな。本当に感動しながら施設を後にしました。
心がポカポカして、本当に幸せな気分です。みんなそれぞれ辛く悲しい経験をした子供達なのに、
そんな姿は全く感じさせず、笑顔でお話してくれて、笑いかけてくれて、応えてくれて・・・。
沢山純粋なエネルギーをもらい、なんか本当に癒され、こちらが励まされました。
今回、Misuzuサンタという企画があったからこそこんな貴重な経験をさせてもらうことができたわけですし、
本当にありがたいです。前日の夜中までバタバタで気持ちもドキドキでした。
ただ有難いことに電話に出られた担当者の方も本当に感じが良く、初めての訪問を暖かく迎えいれて
くれました。
2件とも本当に素敵な優しい人達で、たくさんお話をお聞きすることができ、また寄付金や訪問も心から
感謝して頂きました。
まだまだ、レポートでは書ききれないことや、書き漏れ?があるかもしれません。
でも、私達東京スタッフ(Tomも含め)また行きたいね。ありがたいね。って思える1日でした。
そして、みすずさんが大阪で開催してるようなお母さん向けの講演会なども東京でもできる日がきたら
いいなって思いました。
みすずさんが愛の反対は、無関心という言葉の意味をとてもかみ締めた1日でした。
もっともっとみんなが関心を持って、お母さん同士ももっと心を開いて話し合うことのできる環境とか、
子供はみんなで育てるものとか・・とてもそういったことの必要性を強く感じました。
田舎に残っている地域の暖かさや人と人の繋がり、優しさなどが、この大都会でももっと広げていけたら、
一人で苦しんでいるお母さん達を少しでも救わないと、保護される子供の数も減らない。
出て行ってもまた施設に戻ってしまう・・。普段見えていなかった問題が沢山見えました。
乳児院にはまだ空きがあるようですが、都内の児童養護施設はどこももう満員状態だそうです。
保護されている児童は増え続けている。
何とかせな〜〜!といつも言っているみすずさんの言葉の意味をひしひしと実感しました。
■P.S/ ダイアナの独り言
こんな貴重な経験をさせて頂いて、みすずさんや親方!には本当に感謝感謝です。
今回、堆さん、村中さん、本間さん、Tomさんみんなに支えられ、無事訪問することができまし
最初は、東京スタッフ代表なんて!!〜ひぇ〜と思いながら、あっぷあっぷの思いでしたが、
なんとか、無事、みんなの思いを届けることができたかな?
今もすごい勢いで(しかも仕事中。 あはっ!)PCに向かってキーボードを叩いているので、
話が支離滅裂?な部分もあるかと思います。どうもすみません。
親方!うまく修正して使って下さいね。 本当にありがとうございました! ダイアナより☆
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