【Misuzuサンタ2009'名古屋】
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Misuzuサンタ2009'名古屋


Misuzuサンタ2009'☆名古屋レポート

2009年12月23日、皆さまから集まった善意のお金を、名古屋市内の3箇所の施設、
◆慈友学園(じゆうがくえん)/児童養護施設
◆晴光学院(せいこうがくいん)/児童養護施設
◆衆善会乳児院(しゅうぜんかいにゅうじいん)/乳児院
にお届けしてきました。


当日は偶然にも、同じく名古屋スタッフでカメラマンの鈴木さんが、
名古屋市内の5つの児童養護施設が参加するクリスマスパーティーでの
撮影のお仕事が入っていたので、
上記とは別にそちらのイベントにも、鈴木さんから募金を届けていただきました。



■ 10:30 「慈友学園」訪問

「慈友学園」は名古屋市東区にある仏教系の児童養護施設です。
写真にもある通り、こぢんまりとした古い外観の建物で、
とてもアットホームな雰囲気の施設でした。


Misuzuサンタ名古屋慈友学園 (7)

Misuzuサンタ名古屋慈友学園 (6)


















迎えてくださったのは、園長の岡田さん。
こういった施設を訪れるのが初めての私達に、
施設や子ども達について、いろいろとお話を聞かせてくださいました。


●Misuzuサンタ名古屋/慈友学園
 ↓ 写真下は、美鈴講演会名古屋スタッフ代表の河辺さんです。

Misuzuサンタ名古屋慈友学園

Misuzuサンタ名古屋慈友学園 (5)











こちらの施設には、2歳〜18歳まで総勢30名の男子児童が入所しています。
「東海学園」という男子校の流れをくんでいるため、
入所児童が男子だけというところが特色です。

職員数は総勢20名。
一見、職員の人数が多いように感じるかもしれませんが、
3交代24時間体制なので、これでも人手が足りないそうです。

児童養護施設には18歳までしか入所できないので、子どもたちは18歳を過ぎると寮のある会社や、
住み込みで働ける職場に就職します。
そのため、施設を出るまでに自立できるような指導や教育に力を入れていらっしゃるそうですが、
非行や若すぎる結婚、仕事が続かないといった問題に直面することも多いそうです。

それでも、施設を巣立った子どもが、自分の家族を連れて顔を見せにきてくれるととても嬉しいと
おっしゃる、園長の優しいお顔が印象的でした。

Misuzuサンタ名古屋慈友学園 (1) Misuzuサンタ名古屋慈友学園 (2) 









Misuzuサンタ名古屋慈友学園 (4)

Misuzuサンタ名古屋慈友学園 (3)











お話のあと園長に施設内を案内していただきました。
この日は、高学年の子たちは市内の児童養護施設のフットサル大会へ、
低学年の子たちはクリスマスパーティーに出かけているということで、
施設内はとても静かで閑散としていましたが、
食堂やお風呂、壁に貼ってある「お当番表」など、そこかしこに生活感が溢れていて、
子どもたちの日ごろの生活ぶりを垣間見ることができました。



■ 12:00 「晴光学院」訪問

次に訪れたのは、中村区にある児童養護施設「晴光学院」。
院長の伊藤さんが応対してくださいました。


●Misuzuサンタ名古屋/晴光学院

Misuzuサンタ名古屋晴光学院 Misuzuサンタ名古屋晴光学院2

 



 






こちらの施設には、2歳から18歳までの児童44名が入所していて、
27名の職員の方が3交代24時間体制で勤務されています。

子どもたちが施設に入所する理由は、
両親の離婚や、虐待、借金苦など様々ですが、
最近は虐待の中でもネグレクトと呼ばれる育児放棄が増えてきているとのこと。
そういった虐待を受けて入所してきた子どもたちは、大人に強い不信感を抱いていて、
心を開くまでにとても時間がかかるのだと聞き、とても胸が痛みました。

親がほとんど面会に来ない子どもも多く、
そういった子ども達に一般家庭での生活を経験させようと、
こちらの施設では里親ボランティア制度を取り入れているそうです。

これは、お正月や夏休みなどに、ボランティアの家庭に子どもを預け、
2〜3日から1週間程度、その家族と生活をともにするというもの。
一人の子どもを、何年にも渡って同じボランティア家族が受け入れ続けることもあり、
本当の家族のように深い交流に発展するケースもあるそう。

ボランティアは登録制になっていて、県や市の協議会が、
施設とボランティアの仲介を行っているそうです。

こちらの施設でも、この日は子どもたちがフットサル大会に
参加しているとのことで、施設内はとても静かでした。
施設同士は横の繋がりも強く、
職員、児童ともに様々な行事で交流する機会が多いとのこと。
子どもたちもこういった行事をとても楽しみにしているそうです。

去年の大会では小学校の部で準優勝したのだと、
院長が嬉しそうに教えてくださいました。
フットサルに興じる子どもたちの歓声が聞こえるようでした。



■ 14:00 「衆善会乳児院」訪問

最後に訪れたのは、中区にある「衆善会乳児院」。
院長の小宮山さんにお話を聞かせていただきました。


●Misuzuサンタ名古屋/衆善会乳児院

Misuzuサンタ名古屋衆善会乳児院 こちらの施設には0歳〜3歳までの乳児50名が入所しています。
職員数は約40名。
保育園も併設されている大きな施設でした。





 



Misuzuサンタ名古屋衆善会乳児院乳児院への入所理由は、DV、未婚母子、虐待、育児放棄などの他に、
最近多いのは母親の産後鬱や、外国人のオーバーステイなどがあるそう
です。

目が離せない年頃の子どものお世話ももちろん大変ですが、それ以上に、
デリケートな精神状態にあるお母さんへの接し方が難しいというお話を聞き、
子どもの施設だけでなく、お母さんの心のケアを行うような施設を充実させ
ることも必要ではないかと感じました。



 

 


Misuzuサンタ名古屋衆善会乳児院3

私たちが訪れた時には、お昼寝の真っ最中だった子どもたちも、
お話が終わり院長が館内を案内して下さる頃にはすっかり目を覚まし、
しーんとしていた施設が、一転して賑やかな雰囲気に包まれました。


 






浴室では入浴タイムの子どもたちが、裸ん坊で大はしゃぎ♪
なんとも微笑ましい風景ですが、職員さん達はとても大変そうです。

どの施設でも、職員の方たちは24時間3交代というハードな環境で勤務されていて、
慢性的な人手不足に悩まされているようでした。
子どもたちのお世話は本当に体力仕事です。
                                                                                                                
Misuzuサンタ名古屋衆善会乳児院4 Misuzuサンタ名古屋衆善会乳児院5 Misuzuサンタ名古屋衆善会乳児院6













 

 

職員の方たちの待遇を改善していくことも、課題の一つではないかと感じました。





■参加スタッフ コメント

☆河邉 祐治☆
児童擁護施設を2件、乳児院を1件、訪問して思ったことは
育児放棄や虐待、恵まれない子供たちが存在していて、これが現実である
ということでした。

日本はなんだかんだいって、幸せな国だと思ってましたが、現実は違うなと
実感した日でもありました。

施設の中を見せてもらったときに自分が子供たちを見て、可愛そうだな・・・と
思わないように心がけました。

とにかく頑張って大人や社会に見返してやれ!!と思うようにしてました。

そして、子供たちが頑張れる環境を作っている人たちを応援したいと思いました。

今回の募金活動はとても有意義な活動でした。

    ◇ ◇ ◇


☆岡田 美登里☆
児童養護施設と乳児院、それぞれの施設によって、様々な環境があるということを知り、
とても充実した学びの一日でした。

こんな機会を与えてくださった美鈴さんと、スタッフであったことに感謝しています。

色々な家庭の事情により、一番多感な時期の子どもたちが、愛情不足により親と同じ道を
選択することがないよう祈ります。

今回は名古屋でしたが、日本だけでなく世界中のたくさんの子どもたちが、幸せな日を過ごせる
環境になる事を祈っています。皆さんからの善意を届けられてよかった!

    ◇ ◇ ◇


☆河邉 登記子☆
児童養護施設、乳児院の存在はもちろん知っておりましたが
子供は当たり前に大きくなると思っていた甘い自分がいたので
実際、施設を見学すると衝撃もありました。

同じ年代の子供がいるので、つい自分の子供に置き換えて考えてしまい
感情のコントロールが難しかったです。

年末の忙しい時期にもかかわらず、どこも温かく迎えてくださいました。
「子供の為に大事につかわせてもらいますね」とのお声を
どの施設でも掛けていただきとても嬉しかったです。

このような企画がなければきっと一生足を踏み入れることのなかった場所でした。
何か人様のお役に立ちたい、でも一歩踏み込む勇気がない。
普段、マックの募金をするくらいでなかなか行動を起こせずにいました。

ご縁を広げてくださった美鈴先生、親方!に感謝♪感謝です。
どうもありがとうございます。

    ◇ ◇ ◇


■最後に….

とても内容の濃い一週間でした。
準備期間も含め、大変貴重な経験をさせていただきました。

短い期間だったにもかかわらず、集まった募金の金額の多さにはビックリしました!
皆さんの想いや愛念の大きさを感じ、責任の重さを実感しました。

何もかもが初めての経験で、不安と緊張で当日を迎えましたが、
一緒に行動した名古屋スタッフの皆さんはもちろんのこと、
思いを同じくする各地のスタッフの皆さんの存在にも、とても勇気付けられました。

お忙しい時期、突然の申し出にもかかわらず、
快く迎え入れてくださった施設の方々にも感謝の気持ちで一杯です。

今回の経験を通じて、「思うだけでなく行動すること」の大切さを学びました。
電車で目の前にお年寄りが立っていて、
席を譲りたいと思う気持ちがあるのに、きっかけがつかめず言い出せない…
Miszuサンタは、そんな私の背中をポンと押してくれた素敵な企画でした。

一人でも多くの子どもたちが笑顔で幸せに過ごせるよう、
今後も自分のペースでボランティア活動に携わっていけたら幸いです。

今度は、
子どもたちとたくさん触れ合って交流がしたい!
こんな質問や要望をしてみたい!
Misuzuサンタの趣旨をこんな風に伝えたい!
などと、早くも次回の企画に思いを馳せています(笑)

一歩踏み出すきっかけを与えてくださった美鈴さんと親方!さん、
Misuzuサンタ企画に賛同し、ご協力してくださった全国の皆さまに心から感謝いたします。
ありがとうございました。

みなさま、どうぞよいお年をお迎えください♪

                    名古屋スタッフ副代表 相羽 麻衣子

 




●寄付金お届け封筒と領収書です。

Misuzuサンタ名古屋封筒 Misuzuサンタ名古屋領収書

 

 

 

 

 

 



 

レポートです!!


名古屋のカメラマンの鈴木茂夫です。

私は、23日にボランティアで撮影参加することになっていた
『Santa & Friends Nagoya 2009』というクリスマスイベントに.『Misuzuサンタ』してきました。

今回は、5箇所の児童養護施設の子どもたち167名とボランティアスタッフ82名が参加し、
中スポーツセンターの体育館を借り切って行われました。

活動の中心にカナダ人の方がみえることから、スタッフの半分は外国人なんですよ。

あちこちで英語が飛び交っていて、不思議な感じです。

子どもたちは、マジックを見たり,背の高〜いピエロに風船でいろんなものを作ってもらったり、
ホッケーをしたりなど、8つのアトラクションを楽しみました。

その他、バンド演奏や、河村名古屋市長!のあいさつなど盛りだくさんでしたが、
なんと言っても一番のサプライズは本物の(?)サンタクロースさんが来た!!!
ことです。

大興奮している子もいれば、あまりの驚きにポカンとしている子や、
ちょっと怖がっている子もいたりでしたが、みんな大喜びでした。

最後には子どもたち全員に大きなプレゼントが渡され、
みんな幸せいっぱいの顔で帰っていきました。

現在、愛知県内の児童養護施設は19箇所あるのですが、今回のイベントに参加できなかった
子どもたちにも全員クリスマスプレゼントを贈るそうです。

『Misuzuサンタ』の募金は、来年のイベントの資金に回りますが、
参加できる施設の数を少しでも増やしていきたいと主催者の方がおっしゃっていました。

施設の子どもたちは10年ほど前までは、交通事故で両親や身寄りを失った子どもらが多かったそうですが、
現在は保護される子どもの7割が、家庭内暴力や児童虐待が原因だそうです。

子どもたちが暴力に脅えることなく、健やかに暮らせることが当たり前の
世の中にしたいですね。

今日の笑顔がいつまでも続きますように!!

H21.12.23


鈴木茂夫




Misuzuサンタ名古屋2

 

 








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