【美鈴サンタ2011'高山】
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【飛騨高山・夕陽ヶ丘】

美鈴サンタ2011(飛騨高山) 平成23年12月23日(金)
訪問施設/児童福祉施設「夕陽ヶ丘」
岐阜県高山市山田町1230-13
電話番号/0577-34-0499
訪問時間/午前10時〜12時
訪問者/細井卓美



今回初めて美鈴サンタのスタッフをさせていただきます。
 
9時50分に山田町にある会社を出発しました。少し冷え込んだ今朝は、途中の道路沿いの気温表示板を見ると、マイナス一度の赤い文字が出ていました。やはり高山の冬は寒いです。

美鈴サンタ2011'飛騨高山
9時45分 まだマイナス一度

会社からクルマで5分くらいのところにある児童福祉施設「夕陽ヶ丘」さんを訪問いたしました。10時少し前に到着すると、早速スタッフの方が出迎えてくださいました。施設長の平田様も来てくださり、先日、美鈴サンタの訪問時間などについて話をさせていただいた石井さんと共に来客室へ案内していただきました。

私は、美鈴サンタ地域スタッフのお話をいただくまでは、こんなに近くに児童福祉施設があるのに足を運ぶこともなく、今回の訪問はこれからの私にとってもよい機会を与えて下さったと思っております。


美鈴サンタ2011'飛騨高山 (1)
10時施設に到着


児童福祉施設「夕陽ヶ丘」へは、多くの方の善意で集まった美鈴サンタ募金、236,716円を寄付することができました。すばらしい美鈴さんの活動に参加させていただけて、心より感謝いたしております。

児童福祉施設「夕陽ヶ丘」は、昭和30年に高山仏教会により「飛騨慈光園」として開設され、児童福祉施設のほか、母子生活支援施設・知的障害児施設・障害者支援施設・障害者就業生活支援センターなどが隣接しています。施設長の平田美知枝さんは高校卒業後、「人のために働きたい」との想いで、43年間この施設で働いてこられました。

「夕陽ヶ丘」は、4歳から高校3年生までの39名の児童が入所しています。そのほとんどが親の虐待やネグレクトを受けた子供たちです。親からきちんとした生活を与えられないで身体的暴力を受けていた子供たちは、複雑なものを背負っています。

「夕陽ヶ丘」は昭和30年にできた当時、戦争などによって両親が死亡した子供たちが入所してきました。その後、高度成長期には両親の蒸発が理由で入所して来たそうです。今の子供たちは、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らしていないことが多く、親が一緒に暮らしていても放任されて、家族の絆が希薄になってきています。


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施設長の平田さんに寄付金をお渡ししました。

そんな子供たちでも、「夕陽ヶ丘」だけでは息がつまります。土日の週末は、お家に帰ったり、里親の所へ行ったりします。「夕陽ヶ丘」は、他人が集まっている集団ですから、違った空間で週末を過ごすことでエネルギーを蓄えてもらいたいという配慮だそうです。

「夕陽ヶ丘」で生活する子供たちは、無意識のうちに心に深い傷を負っています。親に虐待されても、親に嫌われたくないから、苦しみを押し込めてしまいます。そして、「夕陽ヶ丘」で平穏な生活が送れるようになるとその苦しみを吐き出します。溜まっているものの吐き出し方はそれぞれで、リストカット、いじめ、暴言など、いろんな形で出てきます。そうやって寂しさをまぎらわすのです。それを受け止めるのは「夕陽ヶ丘」の職員の役目なのだそうです。でも、子どもには罪はありません。すべては親の勝手から来たものです。子どもたちは純粋です。たくましくて、生きるチカラがものすごくあります。

私たちが子どもの頃は、家に帰ったら親がいると思うから、学校から帰るのが楽しみでした。でも、「夕陽ヶ丘」の子供たちは違うんです。それでも、問題を抱えながら元気に学校に行き、「夕陽ヶ丘」へ帰って来てくれることが一番の喜びだと職員の平田さんはいいます。子どもの「親のこと、じいちゃん、ばあちゃんのことを思うと学校なんか行ってる場合じゃない」という言葉に、学校へ行けないのは当たり前だと感じるそうです。


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子どもたちがテレビを観て楽しんでいます。

人間は生きていくうえで認められていることがとても大事なのです。そこから子供たちのエネルギーが湧いてくるのです。「あんたのことを見ているよ」と伝えることで、認めてもらえていると子供たちは感じるそうです。「こうしなければならない」というのは、子どもにとってプレッシャーになります。子供たちには強制はしません。腹が立てば「くそばばぁー」といえるほど、のびのびさせてあげることが必要なのです。「夕陽ヶ丘」は子どもにとって家庭と同じです。「どてっ」としたり、「ふぅーっ」としたりできることで、エネルギーを貯めて学校へ行けるようになります。汚いから掃除する。腹が減ったから食事をする。気持ち悪いから風呂へ入る。そういった自主性を持つことで、やる気や元気が起きることを、子供たちから学んだそうです。施設へ入所するときは、親も子も限界になって来る場合がほとんどで、傷の小さいうちに児童福祉施設の存在を知ってほしいと平田さんは願っています。


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この部屋はカウンセリン専用のお部屋。平田さんの前にある台に子どもたちがいろんな物を並べ、それでカウンセリングするそうです。


美鈴サンタを経験させていただいて…
今回本当にたくさんの学びをいただきました。
平田さんや石井さんのお話をお聞きさせていただくことで、自分に足りないところを知る事もできました。自分を愛してあげること、認めてあげることの大切さをいっぱい学ばせていただきました。今日の学びで、今までやってきた自分の活動がもっと楽しく、素敵に広がっていきそうです。
美鈴サンタに参加できたこと、本当にありがとうございます。感謝いたします。

 


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高山での美鈴さんの講演会など…いろいろ話をさせていただきました。

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施設はクリスマスでいっぱいです。

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 帰るころはもうお昼の時間 食事の準備もできました。

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スタッフのみなさん。

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なんと何年ぶりかな。中学校の同級生が働いていました。 久しぶりです!


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