美鈴サンタ2018'名古屋
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【美鈴サンタ2018名古屋】

美鈴サンタ名古屋スタッフレポート
訪問先
1)慈友学園    2018年12月23日(土)13:30訪問
2)衆善会乳児院  2018年12月23日(土)15:00訪問

訪問者 : 河辺祐治、河辺登記子
♪ 全国の皆様から寄せられた善意の気持ちを精一杯届けさせていただきました ♪


【名古屋・衆善会乳児院】

訪問施設: 衆善会乳児院 社会福祉法人
所在地: 愛知県名古屋市中区新栄3-33-11
訪問時間: 12月23日 15:00


衆善会乳児院1 敷地内に衆善会保育園と夜間保育園が併設された乳児院です。名古屋市内でも賑わいのある中心部にありますが、少し大きな公園がすぐ隣にあり幹線道路が目の前を走っているとは思えない落ち着いた環境にあります。


衆善会乳児院2 今年で8回目の訪問になります。昨年同様に鬼頭菊恵院長が丁寧に応対をしてくださり、乳児院の現状等を聞かせてくださいました。また全国の皆様からの心温まるメッセージに目を通してくださいました。

衆善会乳児院は0歳から2歳までの乳児院さん定員50人の施設です。名古屋市内に乳児院は4つあり他は定員いっぱいだそうですが、こちらはきもち少なめ現在32人の乳幼児さんを預かっています。児童福祉法に基づいて、家庭で育てることが困難な乳幼児や出産・病気付き添いなどの理由による短期入所でも受け入れています。


衆善会乳児院3 今年の美鈴サンタ企画では、哺乳類の衛生管理をする滅菌庫、午後や、雨の日にホールで遊ぶ際の緑のマット、体育用のカラフルマットを贈らせていただく予定です。

「〇〇ちゃんが赤ちゃんの頃はね…」こんな話をみなさんは親から聞いたことがありますか?小学校の宿題で『生い立ち調べ』は誰しも経験したことがあるとおもいます。こちらの乳児院では、そんな宿題に困った小学生が、親や、児童養護施設の職員さんに連れられてお話を聞きに来ることがあるそうです。

こういう時は、職員が長く勤めている強みを生かす機会です!!「こんなことがあったよ」「○○ちゃんは、こんなことしたら泣き止む赤ちゃんだったよ」たくさんお話を聞かせてあげるそうです。


衆善会乳児院4 1カ月に1回手型・足型をとったり、ミルクの量、歯が生えた時期、つかまり立ちの記録…たくさんの記録を持たせて、移動しても施設を回っていく引継ぎ書類をたくさん揃えるそうです。記録としては重要だけど、こどもにとって本当に必要な情報は記録じゃなくて、エピソード。聞きにきてくれる小学生には、できる限り生の声を届けてあげたいとおっしゃってました。

今度○○ちゃんが訪ねて来るよと職員同士で楽しみにしたり、時にはお休みの職員さんまで駆け付けたりするそうです。「すごく久しぶりに会っても不思議と面影あったりして覚えているものなんだよね〜」と目を細めていらっしゃいました。それもそのはず、忙しいお世話の合間を縫って記録を作成したり、乳児院にいる間のアルバムを作っているとのこと。アルバムは退所するときに渡しているそうです。


衆善会乳児院5 そんなアルバムですが、今は個人情報の壁があり、ほかの子と一緒に写真に写っていいか、または職員が写っていいか等の確認を預かる時に保護者からとったりしなければならないそうです。乳児院に預けているという負い目なのか、写真に写すことを望まない方もいるとのこと。

ほかの子が写らないように配慮したり、お座りもできない乳児に職員が写らないように撮影したりと、職員さんの努力がうかがえるお話でした。そんな写真では、赤ちゃんの頃こうしてたよ、がわかりにくく、こどものことを思えばどうなんだろうなぁと疑問におもうこともある、そんな苦労を聞かせてもらいました。




【名古屋・慈友学園】

訪問施設:慈友学園
     児童養護施設
所在地: 愛知県名古屋市東区筒井1-8-27


慈友学園1 今回で9年目のお付き合いとなります慈友学園さんです。慈友学園の運営をしている慈友会は、大正8年10月、第一次大戦後の財界の不況時代を背景に、横尾辮匡博士が若き財界の名門伊藤次郎左衛門氏と共に社会改造問題に対処する為に興した社会事業団体です。大正時代から続く名古屋市内の施設ではかなり歴史のある児童養護施設となります。


慈友学園2 例年通り、施設長の岡田幸仁さんに加え、今年は新たに職員の石井さんが温かく出迎えてくださいました。かねてからお話をうかがっていた老朽化した園舎の建て替えが完了し平成30年1月25日より、オールユニット化した施設へと生まれ変わりました。

昨年訪問した時はまだ工事中で、子どもたちはプレハブ園舎で生活していました。プレパブは、とても寒いので前年の美鈴サンタ企画の電気カーペットが活躍していますとのことでしたが、せっかく新しい施設に引っ越したけれども移動でエアコンが壊れて暖房が効かなくなってしまったものがあるそうです。

そのような事情もあり今年の美鈴サンタ企画では、エアコン、加湿清浄器、ストライダー、1月に雪山に行く機会があるのでその際のソリを贈らせていただく予定です。


慈友学園3 2年ほど前の訪問時より、施設長さんから設計図面などを見せていただいき建て替えの進捗状況をうかがっていました。建築士さんとどういう風に子供たちを育てていきたいかと話し合いを重ねて決めた間取りです。昔の人は、百聞は一見に如かずとよくいったものですね。今年は完成した建物内を案内してもらいましたが、図面だけではわからなかった感覚に触れることができました。

こどもたちが慈友学園を我が家として楽しく過ごせるようにというコンセプト通り、外玄関から屋外階段をのぼり、あえて自分たちの玄関扉を開けて、自分の靴を脱ぐ。キッチンに職員が立てばLDKすべてを見渡せ、玄関から帰ってくるこどもを1番近くで出迎えることもできる。こどもたちにとっての「我が家」というこだわりが満載の設計になっていました。


慈友学園4 幼児さんが6人部屋、小学生以上が主に1人部屋を使用しています。「個室があってもLDKに自然と集まってくるんですよねぇ」とおっしゃった通り、見学させてもらったリビングは賑やかに遊んでいる最中でした。

「1階に調理室がありますが、食後の食器洗いはどうしてますか?」ふと疑問に思い質問をしたら、「こどもたちがやっています」と答えが返ってきました。お家に帰ってからお手伝いをすることによってスムーズに家庭に復帰しやすくなったり、自立していく手助けにもなるので、食器洗いに限らず、大きくなったら洗濯も自分でやってますとのことでした。2017年美鈴サンタ企画の洗濯機と乾燥機が活躍されていますとお礼を述べられました。


慈友学園5 ちなみに、許可をいただいた子の個室をチラリと見せてもらいましたが、めちゃくちゃ整理整頓され、リビングに干された洗濯物もきれいに並べられていました。

プライベートな時間も確保でき、LDKに集まれば誰かと顔を合わせることもできる空間もある。そんな生活によってこどもたちの表情も変わってきましたと話してくださいました。




<美鈴サンタの感想 河辺 祐治>

2018年も美鈴サンタの企画に参加できたことに美鈴先生、親方!及びご支援者の方々に大変感謝を申し上げます。今年は、訪問時刻を間違えてしまい慈友学園さんにも、衆善会乳児院さんにもご迷惑をお掛けしてしまいすみませんでした。

岡田施設長さんにおきましては、八事での用事を急遽切り上げこちらへ向かわせてしまい失礼いたしました。またお忙しい中、車で乳児院まで送っていただいたりとやさしさに触れた今回の訪問でした。

昨年は、高3生が福祉の仕事に就きたいと大学進学者が決まったと喜んでいましたが、今年は勉強と学費との両立の大変さを話してくださいました。
ここで繋がったご縁です。何もできませんが、気にしつつ私たちも陰ながら見守っていきたいとおもいました。

<美鈴サンタの感想 河辺 登記子>

まず今年も美鈴サンタ企画に携われたことに感謝申し上げます。

毎年クリスマス25日は名古屋市内の養護施設のこどもたちのフットサル大会が行われます。衆善会乳児院の鬼頭院長が、仕事がOFFなので楽しみに応援に行くんですと話してくださいました。

慈友学園の岡田施設長にも通じるのは、退所しても見守っていく心。
「成長していくと、無理に強がったり心配かけまいとしてSOS出してくるのが遅くてね。どうしようもならないうちになんとか手を打てるようにしないといけないんだけどね、この兼ね合いが難しいですね」とおっしゃっていたのが印象にのこりました。

どうか、こどもたちにとって希望のある将来となりますように祈っています。





衆善会乳児院1衆善会乳児院さんから、美鈴サンタ2018'の感謝状が届きました。(2019.1.18)
ありがとうございます。

衆善会乳児院2



慈友学園(1) 慈友学園さんから、美鈴サンタ2018'の感謝状が届きました。(2019.1.29)
ありがとうございます。

慈友学園(2)




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