美鈴サンタ2012'飛騨高山
美鈴サンタ札幌スタッフレポート 2013年2月7日(木)
訪問先
1)児童福祉施設 夕陽ヶ丘 13時〜15時
【飛騨高山・夕陽ヶ丘 】
訪問施設: 夕陽ヶ丘 13:00〜15:00
訪問者 : 細井卓美
夕立春を過ぎたとはいえ、飛騨はまだまだ厳しい寒さが続いています。
の便りが待ち遠しい2月上旬に、私たちは高山市山田町の児童養護施設「夕陽ヶ丘」さんを訪問しました。 「美鈴サンタ2012'」では昨年末に、夕陽ヶ丘さんに《バスケットゴール》、《液晶テレビ》、《DVDレコーダー》を寄贈することができました。
夕陽ヶ丘さんに到着すると、施設長の平田さんと職員の舟洞さんが笑顔で出迎えて下さいました。ここでは、保護者のいない児童やさまざまな理由によって保護者との生活が困難な児童が生活しています。
現在は37名の子供たちが入所しているそうです。平成17年度に大規模な修繕を行い、より快適に過ごしやすくあたたかい雰囲気の生活環境になりました。
「昨年は『ぎふ清流大会(全国障がい者スポーツ大会)』にこの夕陽ヶ丘から三人出場し、金メダルを獲得した子もいました」と舟洞さん。日々心配事も多いそうですが、こうした子供たちの成長がとてもうれしいと言います。また、この春卒園する子どもたちも、少しずつ就職先が決まってきたそうです。
「集団で暮らしているので、毎日本当に色々なことがあります」と平田さん。それぞれの子供たちがいろいろな事情を抱えています。親から虐待を受けていた子供も多く、心に大きな傷を負っています。
"いつもいい子でいなきゃいけない"と自分を押さえ込んでいた子供たちも、ここでは本来の自分を出すことができます。心に溜め込んでいたものを、さまざまな形で吐き出すようになるのです。
「それを受け止めるのは私たちの役目です。一番つらい思いをしているのは子供たち自身だと思います」と平田さん
子供たちを取り巻く社会や環境は日々変化しています。それだけに、時代の流れをたくみにとらえながら、子供たちを見ていかなければならないと平田さんは言います。悩みはつきませんが、すぐに答えが出る世界でもありません。それでも、10年、20年先に結果が出ることを信じて、職員のみなさんは子供たちを見守っています。
「卒園した子供たちが、ときどき相談に来たり、成人の日には手土産を持ってのぞいてくれたりします。それが私たちにとっての"ご褒美"なのかもしれません」と平田さん。
「卒園した子供たちが、ときどき相談に来たり、成人の日には手土産を持ってのぞいてくれたりします。
それが私たちにとっての"ご褒美"なのかもしれません」と平田さん。
最後に、今回寄贈したバスケットゴールを見せていただきました。
今まで使用していたものは、板が壊れてしまっていたそうです。「ついつい先送りにしていましたが、
子供たちにとってバスケットゴールは大切なものなので本当にありがたいです」と平田さん。
今は積雪のため使用できませんが、雪が溶けてこのバスケットゴールで遊ぶことができる日が来るのを
子供たちは心待ちにしているそうです。
こうした美鈴さんの活動に参加させていただけたことを、心より感謝いたします。
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