美鈴サンタ2018'大阪
美鈴サンタ大阪スタッフレポート
2018年12月23日(日)〜2018年12月25日(火)
訪問先
1)田島童園 2018年12月23日(日)11時00分〜12時
2)大念仏乳児院 2018年12月23日(日)14時00分〜15時
3)羽曳野荘 2018年12月25日(日)16時00分〜18時
4)神愛子供ホーム 2018年12月25日(日)14時00分〜15時
訪問者:水口浄治、水口拡子、新沖真由美、田中睦子、田中智恵子、中村美江
【大阪・田島童園】
2018年12月23日(日)11時00分〜12時
訪問施設: 田島童園
施施設種別 児童養護施設
設置主体 社会福祉法人
所在地 大阪市生野区林寺5丁目11-24
定 員 42名
訪問者 : 水口浄治、水口拡子、新沖真由美、中村美江
大阪市生野区にある田島童園は、昨年から新設工事中で念願の北館本館が完成しました。
7月より子ども達も生活を始めており元氣な声が響いています。事務所も仮設より移られ、この建物は田島童園の本体施設になります。施設長の部屋はガラス張になっており、子ども達の様子もよく見えます。
2〜3階の児童エリアには、子ども達が4つのグループ(定員8名)に分かれて生活をしています。
また1階の事務所エリアには、事務室の外に保健室、会議室、給食準備室などを備えてあります。田島童園の未来を見据えた斬新なデザインの建物です。先に完成した東館、現在工事中の南館とあわせて一体的な建物群となります。来春にすべての立物が完成なので、来年の美鈴サンタに伺うのが楽しみです。
【現状と先生方の想い♪】
3回目の訪問となると、子ども達も楽しみに待っていてくれます。元氣いっぱいの2歳〜18歳までの子ども達は、一時的に預かるショートステイ(子育て支援短期利用事業)を含めて45名で共同生活をしています。
現在、地域小規模で男子6人の空間のところ9名が共同生活をしています。地域の方からショートステイで、預かって欲しいと依頼も多いようです。
昨年4月に改正児童福祉法が施行され、社会的養育ビジョンとして、里親と施設と養子縁組や里親・ファミリーホームなど3つの分野を、それぞれ1/3の割合にして、現在、里親に対して相当力を入れて改革されていると話されます。
そして、施設に居る期間を1年〜3年までにというビジョンは、各自が抱えている問題が大きいので、現実は難しいと頭を抱えておられる様子でした。里親に預けた場合、子どもが不適応するパターンもあるのですべてが上手く対応するとは限らないようです。
次から次へと変わっていく制度改革についていくのが大変のようで、各施設でも社会福祉法人の在り方が問われている部分もあると話されます。
入所している幼児の保護者は、子どもとの関わり方で、面会に来るか来ないかがはっきりしていて、それを感じ取る子どもは、不安がり誰かに当たってしまうこともあるそうです。
職員と子どもの関係は、知識だけでは上手くいかない部分が多々あります。施設長が繰り返し言われることは、「子どもの行動だけを見るのではなく、その行動の意味を考えなさい!」「なんでイライラして、いま荒れているのか?」そこを見ないと、その子は悪い子になり、間違った注意になって子どもを傷つけてしまうからだそうです。その意味をしっかり考えるように気を付けておられます
【みんなで考えた"ホーム名決めて委員会"】
この委員会では、1つのホームが1つの家族のように、愛着のある集団になってほしいと言う思いを込めて、各ホームに名前をつけたそうです。
各ホームの代表が集まり、田島童園のみんなにホーム名の募集を呼びかけました。中には自分の意見に自信のない子、話し合いに集中できない子もいるそうですが、 話し合いを通して成長していきます。
最初は多数決で決めようとしていた子ども達ですが、「名前の意味を考えて決めよう!」と深みのある話し合いにつながり、見事に全員の前で発表することをやり切ったそうです。
【あかつき】(赤)太陽の光が広がるように無限に可能性を広げる
【ひなた】(橙)みんなに注目してもらえる光輝く存在になる
【りゅうせい】(黄)未来に向かって輝きながら前進する
【こもれび】(緑)一瞬の可能性を一筋の光のようにみつけだす。
【なぎさ】(水色)失敗しても何度でもチャレンジするあきらめない心を持つ
【あおはる】(青)いろんなところにぶつかりながら思いっきり自分らしく生きる
【るりぼし】(紫)宝石のように輝く美しい子ども達を大切にしたい
それぞれが、想いのこもった素敵な名前にとても感動しました。
【楽しい夏の想いで…】
夏休みに里山でバーベキューや、摂津峡での川遊び!施設長が作るじゃがいものフライは、美味しくて1番に完食するそうです。川遊びでは高いところからジャンプして川に飛び込み、スイカ割りを楽しんだそうです。きっと夏休みの日記に書いたことでしょう♪
【地域とのコミュニケーション】
8月には、地域の盆踊り大会に参加されたそうです。小学1年生は町内会での練習にも参加して地域の皆さんとの交流を深めました。当日、練習の成果を存分に発揮した子ども達は、なんと練習でやったことのない曲でも周囲の方を見ながら踊り始めたそうです。
その真剣な姿を見て、幼稚園児や高校生も輪の中に入っていき、地域の方にも褒めていただき子ども達は達成感いっぱいの盆踊り大会だったそうです。
【今年の美鈴サンタプレゼント♪】
プレゼントのリクエストは、昨年同様に「図書券」「洗濯機」です。図書券は各自好きな本を選んでもらいます。事務室に移動して、子ども達の待つ各ユニットにプレゼントを届けに行きました。
男の子たちが居るユニットには、皆コタツに足を入れて団欒していて、丁度そこに、田島童園を巣立った先輩も遊びに来ていました。OB、OGも施設を実家のように思い、そこに帰るとホッとするようです。
幼児のユニットに移ると、元氣に遊んでいましたが、私たちを見るとすぐに話し掛けてきて「トナカイはどこなん?」など 可愛くて仕方がありませんでした。毎年、訪問するたびに心身ともに成長していることに驚かされます。また来年にお伺いした時に、浪花の子達がどのように過ごしているか楽しみです。
田島童園の皆さま、お忙しい中、時間をとっていただき感謝申し上げます。
水口拡子 記
【大阪・大念仏乳児院】
■2018年12月23日(土) 14時00分〜15時30分
施設種別 乳児院(母子支援施設も併設)
設置主体 社会福祉法人 大念仏寺社会事業団
所在地 大阪府大阪市平野区平野上町1-7-3
訪問者:水口浄治、水口拡子、新沖真由美、中村美江、田中智恵子、田中睦子
乳児院「大念仏乳児院」は、昭和31年6月『社会福祉法人 大念仏寺母子寮』として設立されました。「一人一人の命を尊重し、25名の小規模施設の特性を生かし、家庭的な情愛のもとに健全育成すること」を保育理念としています。
・ 生涯にわたる人間形成の基礎を培うきわめて重要な時期を過ごすことになるため、小規模施設の特性を生かし、できるだけ家庭に近い環境作りに努める。
・ 子どもたちの人間としての権利(育ちの保障・権利侵害防止)を尊重して、個々の成長に応じ、心身ともに健やかにその発達を促すよう支援をする。(職員との愛着関係や信頼関係を培う)
・ 専門的技能を生かし、保護者と子どもの絆を深め、家族との再統合の支援をする。
を基本方針とした取り組みを実践されています。
【6度目の訪問に感謝!】
大念仏乳児院に今年も訪問させて頂きました。大念仏乳児院は、隣に母体の大念仏寺がありとても立派な本堂があります。
乳児院にお伺いさせていただくと、スタッフさんに温かく迎えて頂きました。杉田理事長にお会いし、明るい笑顔と大らかなオーラに包まれながら、お話しを伺わせて頂きました。
今年の冬は暖かい日が続きましたが、急に寒波がきて風邪を引く子どもが増えクリスマス会はできないかと思いましたが、何とか開催できる状況になりましたとの事でした。12月中頃より寒波の到来があり、免疫の弱い子ども達にとても気をつけている様子がうかがえました。
【杉田理事長の子ども達への想い】
杉田理事長のお話によると、近年は家族が弱体化しており、地域で子どもを守らなければいけない保護者がおられるが育てるとなると、なかなか難しい場面があるとの事です。子どもの数が減っているのに、定員以上の一時保護が多くなっている状況です。
大念仏乳児院は、看護師さん8名、保育士さん20名、給食スタッフさん5名の24時間体制で運営されています。他の施設に比べて多いスタッフですが、乳児が多いので人数的には少ないと言われていました。
今年から『里親サロン』を開いており、里親を希望されている方や、子育ての経験が無いけど里親になりたい、だけど不安などという方にも門戸を広げて養育里親を推進されておられます。しかし、里親になっても不安や悩み相談など色々な問題が発生するので、その相談にカウンセラー3名を常勤させておられるとの事です。
里親だけではなく、その周りにいる大人から何気ない言葉を受け、その事が原因で里親さんとお子さんが引っ越しして、知り合いのいない場所で生活をしている事もあると話されておられました。本当にそんな事があるのかと考えさせられます。
カウンセラーのお仕事は、里親からの色々な相談、認定前の里親の事前実習など多岐にわたっています。ゆくゆくはランチ会などができる里親が集まる場所を作りたいとおっしゃっておられました。
【リクエストのお品…】
今年のプレゼントは加湿器2台、掃除機2台、カンフィ―ハウスを贈らせて頂きました。カンフィ―ハウスとは、小さなお家の事です。子どもによってはそこにいる方が落ち着いて心穏やかになる事ができるそうです。
【お楽しみXmasパーティー】
さて、平成最後のクリスマスパーティーが始まりました。子ども達が、サンタさんと雪だるまさんのアーチより入場してきました。サンタさんや雪だるまさんを見ると嬉しそうです。まず杉田理事長よりのご挨拶がありました。
【笑顔あふれるプレゼントの贈呈】
会場の舞台には加湿器と掃除機、カンフィ―ハウスが並べられていました。ジョージぱぱサンタより子ども達の代表さんにプレゼントが渡されました。ここで、ジョージぱぱサンタと子ども達との記念撮影です。
この施設の先生方は、子ども達の写真を沢山撮って、施設を出る時にアルバムを持たせるそうです。施設を出て大人になって訪れた時にも写真が沢山あると愛されているという実感が持てるので一人一人の子どもの写真を大切にしているとの事でした。先生方の温かさに本当に感動しました。以前に美鈴サンタで贈らせていただいたカメラが大活躍で嬉しかったです!
【ぼくたち、わたしたちの演技みてね!】
たんぽぽクラスによる「どうぞよろしく仲良くしてね」です。10名の子ども達が大きな声で「はーい」元気よく返事をしていました。とても可愛かったです。
次は「まねっこできるかな?」です。「あんな事、こんな事できますか?」という問いに「あんな事、こんな事できますよ」と子ども達が返事をして答えていました。たんぽぽクラスより大きい子どもさん達なので、とても愛らしくしっかりしています。
次はひまわりクラスのよる「ペンギン体操」です。14名の子ども達が一列になり、ペンギンのように踊ってくれました。やはり年長さんなので、しっかりダンスをして皆さんを楽しませてくれました。
【杉田理事長サンタから子ども達への愛】
最後に杉田理事長サンタよりのプレゼントです。子ども達一人一人の名前を呼び、優しい想いを込めて丁寧に手渡し記念撮影です。子ども達は皆プレゼントをもらい満面の笑み・・・・とっても可愛かったです。
【大活躍!栄養士、調理師さん♪最高の お・も・て・な・し】
その後、お待ちかねのおやつタイムです。調理スタッフさんが腕によりをかけた豪華なおやつです。ケーキ、サンドイッチ、から揚げ、シュークリームなど沢山!まるでケーキ屋さんがきたような豪華なおやつです。皆さんと楽しく頂きました。
調理師さん達は、年に一度のこの日のために腕を振るって調理することを楽しみにされているそうです。
【未来の子ども達への想い…】
最後に杉田理事長から、障がいを持った子どもも早い時期に訓練することで自立することができるようになります。当院でも受け入れていますとの事でした。
乳児院で受け入れをする事にとどまらず、里親や施設に預ける親御さんのサロンなどもされています。親を育てる事をしなければ中々入所する子どもは減らないとの事でした。
制度を変えるには、一つだけではなく色々な形態をもってアプローチをして、一つずつ変えていかないといけないと思いました。本当に大変なお仕事だと思います。私も微力ではありますが、この活動を継続していきたいと思いました。
今年も杉田理事長はじめ、スタッフさんにもお忙しい中、温かく迎えて下さり感謝いたします。子ども達に沢山の愛と幸せがとどきますように。
私たちもお祈りしています。お忙しいところ、本当にありがとうございました。
田中睦子、智恵子 記
【大阪・羽曳野荘】
訪問時間 12月23日(日) 16時00分〜18時
施設種別 児童養護施設
設置主体 社会福祉法人
所在地 大阪府羽曳野市学園前1丁目1番3号
定 員 34名 現在36名(一時保護委託含む)
訪問者 : 水口浄治、水口拡子、新沖真由美、田中睦子、田中智恵子
一年目からご縁をいただき訪問させていただいている羽曳野荘は、美鈴サンタが来ることを、恒例行事にしてもらっていて、子ども達は「今年の美鈴サンタ♪はいつ来るの?」と、楽しみに待ってくれています。
今年は23日の天皇誕生日にお伺いさせていただきました。施設の駐車場に到着すると、何人かの子ども達が首を長くして待っていてくれました。いつも先生方と子ども達が、笑顔の挨拶で迎えていただき、愛溢れる"おもてなし"をしてくれます。早速、応接室にご案内して頂き、お話を伺いました。
【羽曳野荘OB.OG頑張っています】
◆数年前、木下サーカスに就職した男の子の話しです。
ずっとサーカス団に入りたいという将来の夢を持ち続け、「その夢を叶えた子どもです!」と、我が子を誇らしげに思うように話していただきました。
施設行事「小さな秋まつり」の時など、ダンスなど披露してくれて、明るく元氣で礼儀正しい男の子だったので、とても印象に残っています。サーカス団は、全国を巡業しその環境に慣れるには大変な苦労があると思います。現在、大阪梅田にて公演中で、貴重な休みの合間に羽曳野荘へ顔を見せに来てくれるそうです。嬉しいですね!
◆もう一人は、小さい頃から電車大好き「ブルートレイン」に憧れ、どうしても電車が乗りたいという想いが強く、ある日お母さんのお金を持ち出してまで乗車したことのある男の子の話です。
電車と旅が大好きな男の子は、羽曳野荘を出てからも、他の施設を転々とし単位制の高校を卒業するまで7年かかりました。その間、ときどき羽曳野荘に訪れては、近況や将来の夢「旅行の添乗員になりたい!」と話していたそうです。
先日、彼から「報告があるから聞いて欲しい!」と電話がありました。最初は一瞬「何かやらかしたのでは?」とドキッとしました(汗)。彼は添乗員になる夢を叶えました。
そして、「先生!俺、旅行会社に入ってなぁ〜海外の添乗員デビューするねん!」 と誇らしげに話してくれました。ハワイでの添乗した好成績が認められ、海外中心の添乗員の仕事に配属されたそうです。
先生は、自分の好きな仕事が出来ることは素晴らしいこと褒められました。そんな頑張っている子ども達は、我々職員の励みになると笑顔があふれていました。
【新設して6年目の羽曳野荘】
10年も続けて来てもらって、子ども達が日常ユニットの中で使う物をプレゼントしていただき、「あれもこれも、美鈴サンタの贈り物ばかりで本当にうれしいです!」と感謝の気持ちを伝えてくださいました。
今、社会福祉法人の法人改革と、養護施設の新しい養育ビジョンを求められているそうです。施設とは少し思いとは違うけど、流れに耳を傾け受け入れながら、我々羽曳野荘の進める養育ビションを考えて打ち出していこうとしておられます。
法人改革では、3年以内に違うところに行く、ということをビションに掲げられているが、実際の現場では、入所している間に問題も出てくるため現場の立場としては難しいのが現実だそうです。
子ども達も日々成長するので、どの距離感でどの様にした方がよいのかが分かってくるそうです。その子どもの想いも受け入れながら、本人にとって良い環境を選べるように努めておられます。
【施設の理想と現実】
やむ負えない事情で2〜3歳の幼児が入所して、小学校に上がるまでに問題解決して家庭に帰らせることが、第1目標としておられます。しかし、中学から高校に、上がるまでに親もとに帰ることが叶わず、施設を出ないといけないのが現実です。
最近ではそれが、小学校から中学校へと年齢が下がっているそうで、そんな時代に入ってきていると話されます。現場の職員が、子ども達の心の在り方を尊重して、良い方向に改善していくことが大切のようです。
里親さんでお願いできる子どもと、児童養護施設と、しっかり手を握り合い取り組んでいくことを望んでおられます。
【羽曳野荘の取り組み】
羽曳野荘の職員の皆さんが、色んな地域の子育てサークルに参加され勉強と繋がりを広めておられます。羽曳野荘が主催する「子育て広場」では、色んな子育てのお悩み相談などが出来る居場所づくりをされていて、毎月、4〜5組の親子が施設に遊びに来てくれるようになり、活動の輪が広がっています。
子育ての悩みなどを、ひとりで抱え込むのではなく、子育ての先輩やカウンセラーに聞いてもらったり、同じ境遇の方に心を開いて話したりする居場所づくりは大切だと感じました。
将来、「子育て広場」は、お昼ご飯支援など、地域への貢献することを取り組んでいます。ショートステイ(一時保護委託)は、冬休みに入る終業式には、子どもが一日中居ることが苦になりショートステイを希望する親御さんが殺到するそうです。一人ひとりの抱えている課題が大きくなってのではないかと話されます。
一方、現在は、通報されると先ずは保護される流れなので、子どもの方が戸惑うようです。保護される子どもの気持ちに寄り添って、対応の仕方を考え改善できるところは改善していかねばと考えておられます。
我々施設側が、子ども達一人ひとりに向き合い、愛情をもって厳しく指導していくことで、社会に出ても引け目をとらず、誇りをもって社会に送り出せるように、しっかりと取り組みをしていくと共に、羽曳野荘に支援してくださる方々や訪問される皆様に、そのことを伝えていくことも我々の仕事だと思っておられます。
子ども達が施設にいる間に、色んな経験をさせて、社会に出ても乗り越えていける強い心を育てていきたいと話されました。
羽曳野荘で、子どものころ美鈴サンタにお世話になった子が大人になって、自分の人生を振り返ったとき、応援してもらっていた喜びを思い出して欲しいと願っておられます。
【今年の美鈴サンタプレゼント♪】
≪椅子≫
学習机のキャスター付きの椅子が老朽化してきているので、キャスターなしの安定する椅子に変えることで勉強に集中できるよう14人分のリクエストいただきました。
≪加湿器≫
小学生以上は個室になっており、風邪、インフルエンザ対策で加湿器の数が足りないので、お願いしたいとのことです。
≪ホットカーペットと机≫
「子育て広場」の時、冬場は床に座ると冷えるのでリクエストいただきました。
≪バスケットゴール≫
以前あったバスケットゴールが老朽化して無くなっていたので、バスケットボール部の子ども達や高校生は体育授業でもバスケットがあるので、買って欲しいと希望されました。
【金井先生にインタビュー♪】
職員歴18年!羽曳野荘のエース的存在である金井先生(40)にインタビューさせて頂きました。
≪この仕事をするきっかけは?≫
当時、大学を卒業されて児童養護施設に就職希望する男性が多かったそうです。男性職員は女性に比べると退職も少ないので、採用される枠が狭き門だったそうですが、羽曳野荘にご縁をいたき現在に至ります。
≪つらく苦しかったこと≫
「そうですね〜!嬉しかったことより、辛いことの方が多いですね〜」と本音で話していただきました。大学卒業までの3月までは、教えられていた立場から、翌4月からは、教える立場になり、入所している高校生からすると4、5歳しか変わりません。
これまでボランティアで施設の子たちと関わった経験はありましたが、先生として果たして受け入れてもらえるのだろうか?などの不安や戸惑いや葛藤もあったそうです。
中高生の思春期の子ども達が、何か行動的な問題を起こしたときには指導をしなければなりませんが、年齢も近いということで、反発されて聞き入れてもらえないことに、悩み苦しんだ時期もありました。
男の子は感情的になると心をコントロールできなくなり暴力を振るう喧嘩になることも多々あるそうです。その時にお互いが心身ともに深い傷にならぬように、体を張って羽交い絞めになって止めることもあるそうです。
団体生活の中、心の傷を負って入所している子どももいるので、ふとした言動で抑えきれなく切れてしまうパターンが多いようです。先生方は、子どもの怒りの感情の原因に寄り添い聞き入れ、冷静に受け止めて向き合っていくことに徹しているそうです。
≪嬉しかったこと≫
思春期に反発や、荒れていた子が、高校を卒業すると同時に施設から巣立ちます。社会に出て自立していく中で、その子たちが施設に居た時に「育ててもらったことの感謝の意味がはじめて分かりました」と言ってくれることが嬉しいと仰います。
施設から巣立った子どもが社会人となり結婚式に一度だけ出席して、手紙をもらった、その内容がとても嬉しかったそうです。
≪これから美鈴サンタ♪が出来ること…≫
10年という節目を迎えて、美鈴サンタの代表として、届ける側の私たちもマンネリ化してはならないことや、初心を忘れずに、何か改善できることがあればと質問させていただきました。
継続して来ていただける感謝と共に、行事が有るときに来てもらったり、子ども達に関わって声を掛けてもらったりして、いつも私たちを見てくれていることを感じた時、子ども達の心にいつまでも残っているのですよ!と仰ってくださいました。
我々職員も応援して支えてくださる皆様に負けないよう養育していかなければならないと話されます。
今後共、良いご縁と出会いを大切にいい繋がりの輪が広がっていくことを祈りつつ、子ども達の待つ多目的室に移動しました。
【ダンスと楽器の演奏での"おもてなし"】
可愛い幼児たちのダンスからはじまり、ドラえもんのコスチュームでさっそうと登場してくれました。音楽が鳴り出すと、元気いっぱいに踊ってくれましたよ♪
幼児たちは、恥ずかしいとか上手く見せようという気持ちは全くなく、ただただ素直に自分を表現しているので可愛くて仕方がありません!そんなパフォーマンスの場は、内に秘めた才能を引き出せるのだと感じます。
【おもちゃのチャチャチャ♪】
昨日、子ども達は、藤井寺市民音楽団と一緒に演奏した「おもちゃのチャチャチャ」をみんなで奏でてくれました。
5年生の男の子が先生に、「やっぱり市民音楽団と一緒に演奏しているときの方がうまくいくなぁ〜」と言って大笑いしたそうです。可愛いですね!みんな真剣なまなざしで一生懸命に演奏する姿に感動と共に、ほっこり優しい気持ちになりました。
【高校1年生の女の子から御礼の手紙】
御礼の手紙を代表で読んでくれた高校1年生の女の子は、つい先日心臓の手術をしたところでした。大人になってからの手術でもよかったそうですが、羽曳野荘にいる間に治してあげたいという親心に優しさを感じます。
多くの人たちに支えられていることの感謝の想いと共に、これからの人生を頑張っていくという決意が感じられる感動的なお手紙でした。
羽曳野荘の皆さま、貴重な時間をとっていただき感謝申し上げます。
水口浄治 記
【神戸・神愛子供ホーム】
■訪問時間 2018年12月25日(火)14時00分〜15時
施施設種別 児童養護施設
設置主体 社会福祉法人
所在地 兵庫県神戸市東灘区吉山手4-7-35
訪問者:水口浄治、垣屋尚子、新沖真由美、水口拡子
入所数 現在28名
神愛子供ホームはキリスト教精神に基づき「身も心も頭も元氣」をモットーに、共に成長することを信条として、現在28名の子ども達と職員さんがアットホームな雰囲気の中で伸び伸びと生活されています。
副島施設長と職員さん、そして子ども達も笑顔でお出迎えしてくださいました。毎年、みんな美鈴サンタが来るのを心待ちにしてくれています。早速、多目的室にご案内いただき、お話を伺いました。
【去年の美鈴サンタプレゼントの喜びの声】
去年のプレゼントは、ホテルグリーンプラザ東条湖に1泊のお泊りでした。施設行事でのお泊りは、キャンプ以外には初めてだったので、子ども達は、ホテルの温泉やバイキングを堪能して、のんびり過ごすことが出来て「最高やなぁ〜」と、子ども達も先生も大喜びだったそうです。
毎年、子ども達に直接必要なものをリクエストさせていただき、ご支援くださることに、とても感謝されておられます。
【今年のプレゼントは・・・】
施設みんなで、春休みの想い出づくりとして、子ども達が喜ぶ体験型のお出かけをリクエストされます。職員皆さんで協議して、子ども達が喜びそうな場所を考えます。今年は、日本初の大自然の冒険テーマパーク『ネスタリゾート神戸』です。
兵庫県の広大な敷地に20以上のアクティビティをはじめ、話題のグランピングや大自然に囲まれた天然温泉など、全部で60以上もの施設が勢ぞろいしています。テレビのCMでもよく紹介されていて、とても楽しそうな冒険テーマパークです。今年のプレゼントを子ども達の前で発表しました。
『ネスタリゾート神戸』です!すると、それどこ?知らない!と大半が知らない子ども達でしたが、説明すると笑顔になり、そして「サンタのおっちゃんも一緒に行きたい!」と言うと、一人の男の子が「一緒に行ったら〜」と言うと部屋中が笑いで包まれました。
その男の子は、サンタの私の傍にずっといて、我々が飲んだ湯飲みを運ぶお手伝いをしてくれました。帰りに園の外で、我々美鈴スタッフと先生方との写真撮影の時も、中に入ってきて一緒に撮りました。みんな素直で可愛い子ども達ばかリです。
【誰かのために考えよう!】
施設の子ども達は、与えて貰う側ばかリの意識が強くなり、それが当たり前とならないよう、何かお返しが出来ることを考えられます。
1、 地域の清掃活動です。
これを社会貢献の一環として定期的に取り組むようになり、地域との良い循環になっているそうです。
2、 先生方が考えた「青虫の会」です。
子ども達同士に感謝を伝える大切な実践の学びをされています。「○○ちゃん、○○○してくれて、ありがとう!」と、何かしてもらったことや嬉しかったことなど、紙に書き相手に伝えます。
中には自分を表現できなくて、何を書いて良いか分からずに泣き出す子もいるそうですが、そこを課題としてどのように向き合っていくか実践されています。
【夢と希望…旅立ちと自立!】
去年、2人の女の子が定時制高校を卒業し、自分で新学資金を貯め四年制大学に入学しました。以前は、高校卒業後就職する子が多かったのですが、最近は進学する子ども達が増えているそうです。もう一人の女の子は、寮のある会社に就職され社会へと巣立っていきました。
そして、今年、看護学校を卒業する20歳の女の子で、卒業するまで施設に残りたいと相談されたそうですが、卒業と就職が一編になると大変になるので、一先ず一人暮らしに慣れた方が良いのではと提案されました。施設長は、「ご飯に困ったときは、いつでも施設に食べにおいで!」という優しい親心がうれしいですね!この様に先輩が頑張っている姿が、後輩の励みになると話されます。
心の傷も抱えている子ども達に対して、以前は出来るだけ波風が立たないよう、出来る限り無菌状態で育てることを考えていましたが、今は、波風が来ても乗り越えられる心の強さと、自主性、協調性を持てる様に育てたいと熱く語られます。
【職員歴9年の小谷先生にインタビュー】
小谷先生は二児の母で、ご主人もこちらの施設で勤めておられ職場結婚だそうです。産休を終えて職場復帰され、子どもさんを早朝より保育所に送って行き仕事に入られます。他の職員の方に比べて勤務時間は短くなりますが、子ども達や同じ職員さん、施設にとって、なくてはならない太陽のような存在です。
【施設の仕事をするきっかけは?】
もともと子どもが大好きで、最初は幼稚園の先生を目指しておられました。しかし、一般的な先生と生徒の関わりよりもっと身近な存在で、子どもと関わりの出来る仕事がしたいと考えておられました。漠然とスクールカウンセラーなど視野に入れていましたが、大学で児童養護施設の存在を知り、生活している子ども達に寄り添って支援が出来る、この施設の仕事に決められたそうです。
【乗り越えなければならない壁】
職員になって最初にぶつかった苦難の壁は、幼児と関わる中で、幼稚園にお迎えに行った時、幼児から「お姉さん(先生)のお迎えだといやだ!一緒に帰りたくない」と泣き出し、ご自身でどうすることもできず、泣きながら電話していたことを思いだされていました。
そして、思春期の中高生女子との関わりも苦悩がありました。中高生からすると、何も分かるはずもない、新人職員に指示を出されることが嫌だったそうです。しかし、注意すべくことは言うのですが、反発心の強い子からは、「入って1年目で何がわかるのよ!」と、言われ辛く苦しい時期があったそうです。
【喜びと嬉しいこと】
子ども達が笑顔で遊んだり泣いたりする姿や、素直に喜怒哀楽を表現してくれることが嬉しいと話されます。退所したOB,OGの子が施設行事などで遊びに来た時、後輩たちへこのようなアドバイスをしてくれるそうです。
「私も入所の時、先生の言われることに腹を立てたり、鬱陶しかったりすることもあったけど、今になってちゃんと話を聞いていた方がよかったと思うし、この施設で育ってよかったよ!」と、言ってくれたことが、辛かったことを忘れさせる嬉しい瞬間だそうです。
ホームが子ども達にとって、時々帰ってきてホッとできる実家のように思って欲しいと話されます。悩んだり辛そうにしている後輩職員には、これまで自分の経験を活かしてアドバイスをしたり、そっと励ましの手紙を渡すなどされて心から寄り添われています。
経験を積まれたベテラン先生の存在は、施設長と新人職員さんと、掛け橋的存在であり、温かい家族のように感じます。一般家庭も夫婦円満で仲良く暮らすことが理想であるように、施設も職員が仲良く元氣に働く先生の姿が、子ども達にもいい影響を与えると考えておられます。
【小谷先生の夢と希望】
ご自身が二児の母となり、妊娠して命が宿り出産を経験したことで、赤ちゃんに対する愛情は、かけがえのないものです!と話されます。
「いろんな理由でお母さんと関係が上手くいかなくて、離れた生活になっていても、この世に誕生しているのは、お母さんの愛があって生まれて来たんだよ!」と、この想いを入所している子ども達に、すべてに意味があるということを伝えていきたいと話されました。なんて素晴らしい愛情ある夢に感動しました。
【これから美鈴サンタとして出来ること…】
高校卒業した後、以前までは就職する子ども達が大半でしたが、進学したいと言う子どもが増えてきました。
学力と経済力を考えて、進学するのか、就職するのかを選択します。奨学金を借りると大学卒業し、就職してから返済が始まります。一人暮らしの家賃、生活費、奨学金の返済をシミュレーションして考えると厳しい現実となります。
去年3月に日本学生支援機構法が改正され、給付型奨学金制度が初めて導入されました。奨学金が給付型というのは世界的には当たり前の話ですが、日本には今年になるまでそういったものが一切存在しませんでした。
この給付型奨学金を受けられる対象者は、児童養護施設などに入所しているか、里親の養育を受けている人だそうですが、「学習成績」や「資質能力」にもとづいて1名ずつ推薦し、その上で日本学生支援機構の審査が行われ、受けられるはほんの一握りで、その結果がわかるのは受験する間際という問題点がありハードルが高いようです。
進学して純粋に勉強したい子ども達の為に、国に対する本当に必要な支援の仕方を考えなければならないと感じます。
今回も美鈴サンタ企画の代表として届けさせて頂いた感謝と共に、貴重なお話が勉強になりましたことを心から感謝申し上げます。お忙しい中、神愛子供ホームの皆様、ご対応していただき本当にありがとうございました。
水口浄治 記
〈 2018年美鈴サンタ♪ 水口浄治 感想 〉
第10回目となる美鈴サンタ♪2018に賛同してくださった全国の皆さんからの大切なご寄付を美鈴さんの代役としてお届けさせていただくことが出来て感謝いたします。
一口に10年と言っても、やはり継続は力だと実感しています。快く対応してくださる施設長はじめ職員の皆様と素直で可愛い子ども達に多くの学びをいただき心より感謝すると共に、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございます。
今回、訪問させていただき他施設と共通の話題として、2017年4月に改正児童福祉法が施行され、生みの親が養育できない子どもは、養子縁組や里親・ファミリーホームなど家庭と同様の養育環境で、継続的に養育されることが原則となり、社会的養育ビジョンとして、里親に対して相当力を入れ改革されているようです。
日本では生みの親のもとで育つことができない子どもたちは約46,000人いますが、その約85%が乳児院や児童養護施設などの施設で暮らしています。
施設、学校、地域社会、私達大人が本当の愛を持ち、一人一人の子どもが愛され大切にされていると感じることができ、将来に向かって夢と希望が持てる世の中にならなければと感じます。安心感を持てる居場所づくりと、大切にされる体験を積み重ねていくことで、信頼関係や自尊心を取り戻して欲しいと願います。
今回も、継続すること、知ること、関心を持つことの大切さを学ばせていただきました。そして、最後にとても嬉しかったことがありました!中学1年の男の子から、私たちが帰るときに「美鈴さんは、どんな本を出しているの?」と尋ねられました。
幸せになるための大切な法則を教えてくれる本だよ!と言うと、とても興味を持っているようなので、近々に届けさせて頂きます。
毎年、訪問を重ねるごとに美鈴さんの存在の大きさを子どもながらに感じてくれていることに嬉しく思います。また来年も、子ども達の成長と元氣な笑顔に会えることを楽しみにしています。
美鈴さん♪ 親方! 皆さんありがとうございました。
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〈 2018年美鈴サンタ♪ 垣屋尚子 感想 〉
今年もまた美鈴サンタを通して貴重な経験をさせていただき感謝です。10年のこの歩みを通して継続することの大切さそして実行することの尊さを感じました。
毎年訪問させていただくたびに大きく成長した子ども達の姿に胸が熱くなります。中高校生は少し大人びて、高学年の子ども達は、しっかりとした顔つきになっています。まだまだあどけない子ども達もたくさんいます。どの子ども達も輝く魂を持った光の存在です。
施設の職員の方々は子ども達の人生に関わると言う大変なお仕事をされています。大切な子どもを預かり一人一人の将来を見据え自立する力を身に付けることを願いながら日々真摯に向き合っておられます。
一人の職員の方に 仕事でやりがいを感じる時はどんな時ですか?とお尋ねすると「ほんのささやかな事ですが毎日 みんなが笑顔で笑い声が絶えないこと。そして素直に自分の感情を出し表現してくれている時です」と話してくださいました。
そんな日常の積み重ねが子ども達の未来へとつながっていくのだと思います。今回も沢山の感謝と学びの機会を与えていただきました。
私自身10年前と比べて成長出来ているのか、また霊的真理をしっかりと地に足をつけて実践できているのかと改めて振り返る機会を得ることとなりました。明日からまずは自分にできること、周りの人達を笑顔にすることから始めたいと思います。
美鈴さん 親方 全国の皆様本当にありがとうございました。
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〈 2018年美鈴サンタ♪ 新沖真由美 感想 〉
平成最後の美鈴サンタ♪
今年も皆様からお預かりしました温かい思いを届けに行かせて頂きました。
田島堂園では、建て替えられたばかりの新しいお部屋でみんな楽しそうだったなぁ〜各お部屋に炊事場や洗濯機やコタツがあり家庭的な感じを受けホッコリしました。みんな洗濯やお料理等のお手伝いも自主的にするそうです。
大念仏乳児院では小さな子ども達が可愛らしい お遊戯を披露して見せてくれました!
羽曳野荘では楽器の演奏等を見せて頂きました。しっかりと練習をされていて本当に素晴らしかったです。
神愛子供ホームでは 毎年の美鈴サンタからの、プレゼントの旅行を、本当に楽しみにしていてくれて、子ども達の喜びようを見るとこちらまで幸せな気分に包まれました。
美鈴サンタも今回で10周年を迎える事が出来ました。今のままで満足する事なく、もっともっと寄り添える事があるのではないかと改めて思い考え感じました。
美鈴さんはもっと個々に子ども達一人一人に寄り添っていける事を望んでいらっしゃいます 。今回サポーター制度を提案して頂いた先生がいらっしゃいました。私は素晴らしい考えだと思い是非実現させたいなと思いました。
最後に、先生方 年末の忙しい時期にもかかわらず 貴重なお時間を頂き、何時も温かく迎えてくださり本当に有難うございました。
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〈 2018年美鈴サンタ♪ 田中智恵子 感想 〉
今年も全国の皆様の愛を無事に届ける事が出来ました。大念仏乳児院と羽曳野荘にお伺いさせていだだきました。元気で屈託のない笑顔に癒されて温かい気持ちになり貴重な時間を過ごす事ができました。
施設では子どもたちや親御さんに寄り添いながら、様々な制度に力を入れて改革されていす。本当に頭の下がる思いです。
超過入所、家庭の問題などが山積していますが、まずは地域での子ども・家庭支援が重要だと思いました。一組でも多く、幸せで温かい家庭、愛を沢山もらえる子ども達が増えますように、心から願います。今回も貴重なお話を沢山いただくことが出来ました。全国のご寄付をして下さった皆様、美鈴さん、親方!感謝いたします。
ありがとうございました。
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〈 2018年美鈴サンタ♪ 田中睦子 感想 〉
数年ぶりに美鈴サンタに参加させていただきありがとうございました。全国の皆様からの温かいお気持ちを施設にお届けさせていだきました。
大念仏乳児院と羽曳野荘にお伺いさせていだだき、天使のような子ども達に癒されました。
乳児院には初めての訪問でしたが、理事長やスタッフさんの明るい笑顔に抱かれている子どもたちの安心した笑顔に、暖かく包みこむ事の大切さを感じました。
現在の里親制度の問題点や、大阪は里親制度が厳しいとの事でしたが、問題が多岐にあると実感しました。少しでも、里親が増えて、家庭で育つお子さんが増えてくれればと望みます。
今回の美鈴サンタに参加させていただき、本当にたくさんの問題があり、答えも子ども一人に対して数個の答えがあるのだと思いました。子どもにとって一番良い選択をする難しさを実感しました。一人一人の小さな事からでも行動することの大切さを実感しました。そして、寄り添うことの難しさも実感しました。
今回、このような機会を与えて下さった美鈴さん、親方!、全国の皆様に感謝いたします。本当にありがとうございました。
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〈 2018年美鈴サンタ♪ 中村美江 感想 〉
今年も、美鈴サンタに参加でき皆様の愛を子ども達にお届けするお手伝いをさせて頂けた事に心から感謝致します。
3つの施設に伺いお話を聴く中で、どの先生方も共通してお話されていたのは、 「地域のネットワークが大事!みんなで子ども達を守らなあかんのですよ!」という事でした。
実際に施設に入所している子ども達には、ほとんど親御さんがいらっしゃるそうですが、家族が弱体化し、親だけでは子育てがしんどくなってきている。だからこそ地域で心に傷を受ける子を生み出さない社会を作る必要があるんです!と仰られていたのが心に響きました。
大人に被害を受けた子は、最も大切な『人との信頼感』を築くのに時間がかかる子もいます。他の子の親御さんが逢いに来られると言葉が荒れたり、話を聞き入れなかったり、思春期の子は感情的になったり…行動だけ見ると悪い!けれども、その子なりの背景があって、色んなタイプの子がいて、なぜそうなっているのか?の行動の意味を考え、言葉がけ、気持ちの在り方を理解する、そういう本質の部分でしっかりと向き合い、日々信頼関係を積み重ねられているんだなと実感しました。
口にしない心の奥を考える!相手に寄り添うという事は、その人自身を認め相手の立場に立って、本質の深い部分を考えられるか…という事だと再認識させて頂きました。
先生方の力量と愛情の深さを身に染みて感じ、本当の意味で強く芯を持ち、創造力豊かに相手の事を考えていきたいと思いました。
普段表面だけを捉えて自分の都合や考えだけで過ごしてしまいがちですが、心に寄り添うこと、相手の為に心を使うこと、 私達大人が気づき成長して行かなければならない!と思いました。そして、みんなで支え合いながら大切に子ども達を育てて行きたいなと思います。本当にこのような機会、気づきを頂きありがとうございました。
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〈 2018年美鈴サンタ♪ 水口拡子 感想 〉
美鈴サンタ企画で全国からご支援してくださった方々の愛を届けさせて頂くことに感謝申し上げます。
子ども達みんな元氣に過ごしているかな…!?美鈴サンタが来ることを喜んでくれるかな…!?と、
子ども達の笑顔を思い浮かべながら施設に向かいました。到着すると、どの施設の子ども達や先生方、みんな温かい笑顔で迎えていただきました。
一年ぶりに会う子ども達の成長に驚かされ、子ども達と話をすると、私たちのことを覚えてくれていて嬉しくなります。10年継続することの素晴らしさを感じるとともに、感謝の気持ちを伝えて頂けることに、とても心温まります。
子どもたちの毎日の生活に寄り添ってくださる先生方や、美味しいお食事を作ってくださる調理師、栄養士の皆様の愛は必ず子ども達に届いています。
子ども達との関わりの中で、甘えたい時に抱きしめて、注意をしなければならない場面では、愛ある叱り方で奮闘しながら育ててくださっておられます。将来、子ども達が社会の逆境に揉まれても負けない精神力を付けて欲しいという想いが伝わってきます。子ども達も、社会に出てこの施設で育ててもらったことの感謝が溢れてくるのだと思います。
日々の大変なご苦労は計り知れないと感じさせられ、本当に感謝ばかりで頭が下がる思いです。
美鈴さんの愛から始まった美鈴サンタ企画♪子どもたちを守り一人ひとりに愛念を届ける気持ちから10年続けられることは、本当に美鈴さんはじめ賛同してくださる全国のみなさんの母性あふれるお気持ちがあるからだと思います!
これからも、ずっと、ずっと子どもたちがキラキラとひかり輝いて過ごせますように心から願っています。
美鈴さん、親方! 今年も参加させていただきありがとうございました。
大念仏乳児院さんから、美鈴サンタ2018'の感謝状が届きました。(2019.01.09)
ありがとうございます。
羽曳野荘さんから、美鈴サンタ2018'の感謝状が届きました。(2019.2.12)
ありがとうございます。
神愛子供ホームさんから、美鈴サンタ2018'の感謝状が届きました。(2019.4.13)
ありがとうございます。
田島童園さんから、美鈴サンタ2018'の感謝状が届きました。(2019.05.08)
ありがとうございます。
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