美鈴サンタ2017'大阪
美鈴サンタ大阪スタッフレポート 2017年12月23日(土)〜2018年1月5日(木)
訪問先
1)大念仏乳児院 2017年12月23日(土)14時00分〜17時
2)羽曳野荘 2017年12月25日(月)11時00分〜14時
3)田島童園 2017年12月25日(月)14時50分〜16時
4)神愛子供ホーム 2018年01月14日(日)13時00分〜14時
訪問者:水口浄治、水口拡子、田中智恵子、水口智博(カメラ担当)
【大阪・大念仏乳児院】
2017年12月23日(土)14時〜17時
施設種別 乳児院 (母子支援施設も併設) 定員25名 職員35名
設置主体 社会福祉法人 大念仏寺社会事業団
大阪府大阪市平野区平野上町1-7-3
訪問者:水口浄治、水口拡子、田中智恵子、水口智博(カメラ担当)
今年で5回目の訪問になる大念仏乳児院は、玄関を入るとクリスマスツリーが綺麗に飾ってあり、楽しい雰囲気満載です!
会場には、贈呈品のママフレロック(自転車4台)/カツ50本・一口カツ8袋が綺麗に並べてありました。16名のご家族の方々と里親の認定をもらうために実習に来られている御夫婦も参加され賑やかな雰囲気の中クリスマス会のスタートです。
杉田理事長の挨拶の後、毎年、美鈴サンタの贈呈式を設定していただいており感謝申し上げます。
贈呈品のお披露目です!自転車に保育士さんが4人の子ども達を乗せて入場と共に会場内みんなニコニコ笑顔です。美鈴サンタの趣旨と全国の皆様の想いを伝えさせていただき、その自転車に乗ってきた子ども達が、透き通った眼差しでメッセージを受け取ってくれました。
パーティーのお楽しみ最初の出し物は…
先生方によるハンドベルの演奏・ジングルベルとキラキラ星、ベルの素敵な音色でみんな楽しく合唱♪年齢を問わず、心がひとつになれる音楽って素敵だと感じました。
*たんぽぽ組の出し物「ぴょーん」は10名の0?1歳児が元気よく保育士さんと一緒に自己紹介してくれました。
*ひまわり組(低月齢)の出し物「だるまさんが」では、7名で声を合わせ可愛い演技をしてくれました。
*ひまわり組(高月齢)の出し物「もりのおふろ」は、元気よく2人ずつ登場し8名で演技です。さすがに3歳児のお兄ちゃん♪お姉ちゃん♪は、堂々とした演技でとてもお上手でした。
*新人保育士さんの出し物は、皆さんお忙しいので全員が揃わない中でぶっつけ本番の「ミニオン」でした。
保育士さんの1人がエプロンを使ったエプロンシアター「桃太郎!」とてもよくできていて、子ども達も目をキラキラしてみんな釘付けでした。
全員がお行儀よく椅子に座り誰ひとり立ち歩く事も無くお利口さんでしたよ!
そして、杉田理事長サンタからのクリスマスプレゼントを一人ひとりに手渡され、杉田理事長サンタと満面の笑みで「はい!ポーズ!」想いでの一枚になることでしょうね。
プレゼントは担当保育士さんが、日頃こども達が興味のあるモノや好きなものを観察し選んでいるそうです。
温かい愛情が感じられ、先生も嬉しそうな笑顔が印象的でした。
そして待ちに待ったおやつの時間です!栄養士さん・調理師さんが何日も前から仕込みをされ、前日は夜中までかかって作られた全て手作りのチキン・サンドウィッチ・クッキーそして何種類もあるケーキバイキング、ホテル並みの種類の多さにビックリ!愛情たっぷり感じられました。
アレルギーのある子ども用のケーキも安心して食べられるように工夫されており、繊細な心配りに本当に感心するばかりです。
子ども達は、親御さんやお友達、先生方とみんな楽しく目をキラキラ輝かせハイテンション!その後、栄養士さん調理師さんのアイデアで、クリスマスツリーの枝に飾りつけされたお菓子を、子ども達それぞれが好きなお菓子を選び取り楽しい時間を過ごしました。
パーティーが終わり応接室で杉田理事長と主任の山崎先生にお話しを伺いました。「今年もお越しいただきありがとうございます。今年は欲しかった自転車を頂戴しとても嬉しいです!美鈴さん、皆様方にも宜しくお伝え下さいませ!」と感謝の言葉をいただきました。
主任の山崎先生も「毎日、子ども達を病院に連れて行くのに助かります。とても軽くて乗りやすいと評判です!ありがとうございました」と言われ、私たちもお役に立てられたことに対して嬉しくなりました。
昔の施設は、戦死などで親が居ない、親が病気という理由で入所するのが一般的でしたが、今は殆んど親御さんが居るにもかかわらず離れて暮らさないといけない問題にどう向き合うか真剣に取り組んでおられます。
その原因のひとつは、自分もちゃんと育ててもらえていないので、どのように育てていいのかが分からないという事例も話され、その対策法として、負の連鎖を断ち切るため出来る限り施設の方に面会に来てもらい、心理士さん等からサポートを受けながら、徐々に家庭に向けて自立して欲しいと願っておられます。里親も現状増えていないのが現実で、私達も里親制度のことをもう少し学ばなければと感じます。
職員さんも休みの日など、里親として連れて帰ったり一緒に旅行に行ったり、一般家庭の雰囲気を体験させておられます。全ての子ども達が愛を求めて生きているので、大切に育ててもらった子ども達は、自分が大きくなり親になる時、必ず子どもを大切に育てると信じています!せっかく、同じこの世に生まれて来たのだから、出来る限りのことはしてあげたいと熱く語られました。
若い保育士さんは志を持ってこの仕事を選んで来られるのですが、子どもの「試し行動」の壁にぶつかることもあります。「しなさい!と言えば、しない!… していいよ〜!といえばする!」などの試し行動・・・。そこを乗り越えないと前に進まないので、特に試し行動が酷い子の担当保育士さんは、ベテラン保育士さんが相談に乗りフォローするそうです。
理事長は職員さんと子ども達の関係を理解しておられるので、愛着関係が良くできていて保育士さん達の絆も感じられました。杉田理事長が「嬉しい事がありました。この乳児院出身の27歳の女性と、45歳の男性が訪ねて来てくれました!我が子と同じですので、本当に嬉しかった!」と、満面の笑顔で本当に子ども達が大好きという熱い愛情が感じられました。
日本は海外に比べて福祉は何年も遅れています。私たち一人一人が関心を持つ事、無関心ではいけないという事が重要だと考えます。
お忙しい中、杉田理事長はじめとする職員のみなさま温かく迎えて下さり感謝いたします。美鈴サンタへの活動にご理解をいただいているご縁がずっと続きます様に…そして、子ども達に明るい未来が訪れますようにお祈りしています。私たちは、本当に純真無垢な子ども達に癒されました。
美鈴サンタに参加させて頂き、本当にありがとうございました。
田中智恵子 記
【大阪・羽曳野荘】
訪問時間 12月25日(月) 11時00分〜14時
施設種別 児童養護施設
設置主体 社会福祉法人
所在地 大阪府羽曳野市学園前1丁目1番3号
訪問者 : 水口浄治、水口拡子、新沖真由美
今年は25日のクリスマスにお伺いさせていただきました。いつも先生方と子ども達みんな笑顔の挨拶で迎えてくれます。
応接室に案内していただき、近況など伺いました。
2つのユニット型に新設されて5年目になり、子ども達も落ち着いて日々過ごしている様子です。
今年のリクエストされたプレゼントは、*クリスマス用イルミネーション1点*リビングカーペット2点 *衣料乾燥機2点です。
クリスマス用イルミネーション(大きなサンタ)は、外から見てよく目立つテラスに設置され、地域の方々にも評判のようです。乾燥機は、子どもの人数が多いので乾きにくい日や梅雨時には必需品なので助かるそうです。
24日のクリスマスイブの夜は、施設内でのクリスマス会だったそうです。子ども達と先生とで自分の欲しいプレゼントを話し合って選び、ひとり一人にイベントの中で手渡すことを以前から大事にされているそうです。キャンドルサービスでは、日ごろお世話になった方々、ご支援くださる皆様の愛をしっかり受け入れ、この一年も感謝を忘れずに生きていこう!という想いが込められているとのことです。
この聖なる一時は、反抗したりしている子どもでも心穏やかになり素直になれるようです。 形として見えない何かが、子ども達の心の中に届いているのでしょうね。施設長は、今年を振り返りしんどい一年でしたと正直に話されました。一般家庭と同じように、誰か問題をかかえたり、行き違いが色んな形に現れたり、それをどう乗り越えていくかをみんな一緒に考えていくそうです。
長年のお付き合いをさせて頂き、しんどい時も寄り添っていただき、ずっと見続けていただいていることが、私たちも励みになります。と感謝されておられました。止むを得ない事情で里親のもとへ行く子や、施設に行く子がありますが、厳しい環境から深い心の傷を持った子どもが増えているとのことでした。
こちらにも、何らかの理由で3つの施設を転々としている女の子がいるそうで、心の傷をこんな形で、こんな出し方をするのかと気付かされるそうです。 その現実を断ち切れる子どもと、断ち切れない子どもがいるそうですが、それをひとりで受け止めるのではなく、みんなで寄り添うように努めておられます。
「難しい子もいますが、ただ、子どもと一緒に生活していくだけではいけないのです!少しでも負の連鎖が繰り返されないよう、どのように接してコミュニケーションをとっていくか、試行錯誤しながら前に進んでいます」と、強く語られました。
2学期の通知表も、子ども達は施設長にも見せるそうで、喜んで見せる子もいれば、上手くかわす子どもは、「僕的には頑張っています!」と、楽しいやり取りを聞いて、ほのぼのした様子がうかがえました。今年の高校受験生は3名で、最後の追い込の時期なので気になるようです。大学受験は1名で、見事合格されたそうです! 福祉の道に進みたいとのことで、将来の目標を立て自立していく姿は、職員として嬉しいと誇らしげに話されていて、やはり親心だなと感じました。頑張ったことには心から褒める!問題を抱えている子ども達には、どう受け止め寄り添っていくかを常に考えておられます。
毎年、開催されている施設内での「小さな秋祭り」のイベントは、屋台での飲食のおもてなしや、楽しいパフォーマンスを先生方や子ども達で考え、いつも支援されている方々、日頃お世話になっている地域の皆さん、子ども達の担任の先生方をご招待されて、たくさんの人でにぎわいます。
その時の出し物のダンスなど、中高生が中心になり小さい子に教えるそうです。中高生の思秋期の子どもでも、恥ずかしがらず、みんな仲良くダンスしている姿はほのぼのとして癒されました。丁度お昼の時間になり、子ども達と一緒に我々も一緒に輪の中に入れていただき昼食をご馳走になりました。幼児たちも好き嫌いせずに、美味しそうに食べていました。
昼食後は、昨年と同じく羽曳野荘の子ども達と先生方を毎年コンサートにご招待されているシンガーソングライターの大山太徳さん♪と一緒に歌って楽しい時間を過ごさせていただきました。大山さん自身の大切にしている曲でもあり、子ども達もいつも聞いている「かけがえのないもの」では、詩の内容に共感して涙する子どももいます。特に音楽に興味を持っている4名の子どもが、近隣の大学の音楽の先生よりボランティアで、週一回ピアノを教えてもらっているそうです。
プレゼントの贈呈式では、美鈴サンタの趣旨と賛同してくださった全国の皆様の想いを伝えてさせて頂きました。大合唱のミニライブも終わり、美鈴サンタ♪と大山さん♪に対し、代表で一名ずつお礼の言葉伝えてくれました。その代表の挨拶をする役に、「私がやりたい!僕がやりたい!」と4名の子どもが手をあげたそうです。こんなことは初めてだそうで、その4名と先生とで話し合い「二人ずつでやればいいのでは!」の意見も通らずどうしても一人で言いたいらしく、最終的に"じゃんけん"で決定したそうです。
その話を聞いて感謝され喜んでもらっていることに嬉しくなりました。いつも、温かい"おもてなし"をしていただき心から感謝致します。訪問するたび感じることは、先生方は仕事を超えて毎日、子ども達と向き合い寄り添われていることに頭が下がる思いです。 一人でも多くの子ども達に、皆様からいただいた愛念が届いて皆一人ではないのだということを実感できる子ども達が増える事を願います。そして、私達大人が恥ずかしくない生き方と、良いお手本となる生き方を目指したいと思います。
水口拡子 記
【大阪・田島童園】
2017年12月25日(月)14時50分〜16時
訪問施設: 田島童園
施施設種別 児童養護施設
設置主体 社会福祉法人
所在地 大阪市生野区林寺5丁目11-24
訪問者 : 水口浄治、水口拡子、新沖真由美
大阪市生野区にある田島童園は、去年に引き続き2度目の訪問です。
これぞ「大阪の子!」"わんぱくでもいいたくましく育って欲しい"と昔のCMの言葉にぴったり!元気いっぱいの2歳〜18歳までの子ども達41名で共同生活をしています。
近い将来、法律が改正されると20歳or22歳まで、施設に住むことが可能になるかもしれません。もし、そうなると子ども達より若い年下の保育士さんが一緒に過ごすようになるので、どのような関わり方をしていくのか課題になりそうです。と話されました。
家庭の事情で、疾病・出産・看護・事故・災害などにより、お子さんの養育が困難になった場合、一時的に預かるショートステイ(子育て支援短期利用事業)も受け入れておられます。
昭和7年に創立された施設は、老朽化と耐震のために現在、新設工事中です。完成図を見せていただきましたが、モダンなデザインで、完成をとても楽しみにされていて、事故や怪我など無いように安全を祈っておられました。
現在、出来上がったユニットから順に入居されていて、男子が「先生ここ"いがんでる"で!」と言うくらい斬新なデザインです。
旧施設は2階建でしたが、3階建てにする場合、地域の反対もあるようですが、有難いことに皆さん快くご理解いただき感謝しています。と仰ってました。
色んな物を入れる為の仮説プレハブ倉庫など、職員さんが日曜大工で作ったりされ施設内で出来ることを考え工夫されていることが感じられました。
大阪市内の都会の中の施設なので、日ごろから土や自然に触れることが少ないのですが、高槻に農園をお借りして農業体験をされています。毎日食べている野菜がどのようにしてできているのか知らなかった子ども達も自然遊び活動を通して、農家の方がどれだけ苦労されて作っておられるのかを知る貴重な体験となっているそうです。
幼児さんは特に、農園に行くと綺麗な空気と自然のエネルギーを感じとるのが敏感なのか、心身共に良い変化があるそうです。収穫した野菜は、日頃お世話になっている地域の方々にお裾分けされ大変喜ばれるそうです。
改めて、美鈴サンタ企画の趣旨と、美鈴さんが児童虐待防止活動を行っておられるカウンセラーであること、子育てのお悩みと、児童虐待防止を広めるために、講演会を中心にメッセンジャーとして活動されていること、そして、美鈴サンタ企画をご理解くだっている皆様からの寄付金の中から、リクエストのお品をお届けさせていただきました!とお伝えしました。
今回のリクエストは、昨年同様に「図書券」「洗濯機」です。
図書券は各自好きな本を選んでもらいます。洗濯機は、スペース的に大きい業務用のサイズでは設置できないそうで、已むを得ず一般家庭用を使用していて、毎日、朝から夜までフル回転なので故障も早いそうです。
そして、幼児たちの居るユニットから順次プレゼントを届けに行きました。流石に幼児たちは、滅茶苦茶元気です!
「サンタさん何でひげがないの?」「どこから来たの?トナカイはどこなん?」など
質問攻で、それが終わると抱っこして?の連続で可愛くて仕方がありませんでした。
美鈴サンタで、去年のクリスマス会で膝の上に抱っこしたことを覚えている幼児もいて嬉しかったです。
次に、小(高学年)中高の居る女子のユニットへ移動!部活などで留守の子もいましたが。流石に部屋の飾りつけなども女の子らしく、この一年でこんなに心身ともに成長するのかと感心させられます。
去年の春まで、田島童園で生活していた一人の女子高校生が施設を出て自宅に戻っているのですが、先日会った時に話を聞くと勉強もアルバイトも一生懸命に頑張っていて、将来のために貯金も月に数万円しているそうです。自立していることに感心させられました。
最後に、男子が居る新築ユニットへ移動です。
外見は、カフェと間違えて人が入ってきそうな素敵な建物でとても驚きです。中に入るとゲームなどで遊んでいる手を止めて集合してくれました。
今年も美鈴サンタ♪で皆にプレゼントを届けに来ましたと伝えると、シャイな男子は喜びの気持ちを抑えつつも笑顔です。代表で男子高校生が受け取ってくれました。
また来年にお伺いした時に新しくなったユニットで、大阪の子達がどのように過ごしているかが楽しみです。
田島童園の皆さま、お忙しい中、時間をとっていただき感謝申し上げます。
水口浄治 記
【神戸・神愛子供ホーム】
■訪問時間 2018年01月14日(日)13時00分〜14時
施施設種別 児童養護施設
設置主体 社会福祉法人
所在地 兵庫県神戸市東灘区吉山手4-7-35
訪問者:水口浄治、水口拡子、新沖真由美
六甲山の麓、緑に囲まれた閑静な住宅街にある、神愛子供ホームは6回目の訪問になります。
キリスト教精神に基づき「身も心も頭も元気」をモットーに魂の成長することを信条に、現在30名の子ども達と職員さんがアットホームな雰囲気の中で伸び伸びと生活されています。
2016年の春に2階〜3階の住居スペースが、6人と8人の小規模ユニットになりました。
施設で飼われている愛犬ラブちゃん♪がワンワンと尻尾を振ると共に、副島施設長と職員さんが笑顔でお出迎えしてくださいました。
早速、多目的室にご案内いただき、お話を伺いました。
昨年のリクエストはUSJで、楽しい想い出として子ども達の心に刻まれているようです。
毎年みんな、美鈴サンタが来るのを心待ちにしてくれています。
今回のプレゼントは、ホテルグリーンプラザ東条湖に1泊のお泊りです。
これまでは、日帰り旅行でしたが、泊りはキャンプ以外には初めてなので子ども達も大喜びだと思います。日々の施設の生活では学校から帰って宿題をしての少し縛られた感がある子ども達にとっては有難いことです。
今回も子ども達にはシークレットで、後ほど子ども達が集まったときに発表お願いしますとお願いされました。子ども達には、この様に支援していただいていることへの感謝を教えていくように心掛けておられます。
定員30人で、施設には3歳〜18歳までの生活となっていますが、事情があって親もとに帰れない、今年20歳になる女子を、こちらの施設で最低限の家賃と食費を入れてもらい居候しているそうです。
看護師になりたい夢があり、高校時代からアルバイトをして看護学校に入り、日々の厳しい実習の中でも一生懸命に頑張っています。その姿は後輩たちへの良い影響を与えていると話されました。
彼女は、成人式を迎えた日には、職員さん3人がかりで晴れ着姿に着付けやメークをしてもらって一生の思い出となったことと思います。
施設からこの春に高校卒業する子が2人います。なんと学年で無遅刻無欠席の生徒が5人中、この2人が施設の子です。しかも2人とも大学に合格したそうです。家庭で生活しているときは、不登校の子どもだったそうですが、お母さんが亡くなった理由で施設へ入り、自分のことは自分でやらないといけないと心に決めて自立しながら大学を目指し一生懸命勉強とアルバイトを頑張って合格しました。
以前は、施設を出てからの自立資金を目的としてのアルバイトでしたが、今は大学受験のためのアルバイトに変わってきたそうです。奨学金もありますが、それが出るか出ないかギリギリでないとはっきりわからない状態で、大学を進めるのもどうかと頭を悩ませているとのことです。
私たちの施設も、多くの支援をいただいておりますが、ひとり一人の子ども達が、してもらうことへの慣れ、それが当たり前だと思わぬように指導しています。美鈴サンタのように継続してくれることに子ども達も自然と感謝の気持ちが沸いているようですと話してくださいました。
美鈴さんのお住いの鹿児島は、台風で被害がなかったですか?と心配されておられました。
こちらも昨年10月の大型台風で、施設の屋上に設置していた大きな倉庫と冷蔵庫が飛ばされ、乾燥機が木に引っ掛かっていたそうです。
23年前の阪神大震災では、施設の建物の被害は少なかったそうですが、当時の女子達はバケツの水で髪の毛を洗っていたなぁ〜と懐かしく話されました。施設のお風呂が周囲より早くお湯を沸かせる様になった時に近隣の方々に開放していたそうです。
大変な時にみんな仲良く助け合った地域愛、神戸愛を伝え繋いでいきたい想いもあって、非常食の体験を行っているそうです。
こちらの施設におられた先輩が虐待防止活動として全国で講演会を中心に活動されておられ、ご自身が虐待にあった実体験の書籍も出版されています。以前、その方が来られた時、女子高校生達に話しをされ執筆されたサイン入りの本を戴いた時、生きる勇気と喜びで涙していたそうです。
色んな方が、色んなところで支援いただき、勇気をいただいていることを感謝しておられました。
数人の子ども達が部屋に会いに来てくれて笑顔で挨拶をしてくれます。
私たちのこと覚えていますか?と聞くと「美鈴サンタ!」と言ってくれて嬉しかったです。
今年のプレゼントは一泊で「ホテルグリーンプラザ東条湖」にお泊りです!温泉や美味しい料理を食べて楽しんできてね〜と言うと皆「いぇ〜い!」「ばんざーい!」と喜んでくれました。
美鈴サンタに寄付していただいた全国の皆様の愛と感謝を忘れず、何事にも一生懸命に努力してくださいね!と伝えさせていただきました。
その後、ユニットを見学させて頂きました。
美鈴サンタにご協力くださった全国の皆様の想いが詰まったメッセージを階段通路の掲示板に毎回貼ってくださっています。
今回は屋上テラスに案内してもらいました。六甲山ふもとから神戸が一望でき夏にはバーベキューもされるそうです。各ユニットでは、読書やゲームで遊んだりして楽しそうでした。
施設側も子ども達と親との関わりが深くなり素敵な愛の連鎖を繋いでいけるように望んでおられます。人間として生きていく上で大切なことを学べる環境づくりをしていかなければと感じます。
今回も美鈴サンタ企画に参加させていただき、心から感謝申し上げます。
お忙しい中、神愛子供ホームの皆様、ご対応して頂きありがとうございました。
水口浄治 記
〈 2017年美鈴サンタ♪ 水口拡子 感想 〉
今年も美鈴サンタ企画9回目に参加させてもらい、美鈴さんはじめ全国の賛同して下さった皆さんの愛を子どもたちに届けに行ってまいりました!
子どもたちからは純粋な心から湧き出る勇気と笑顔…
そして先生や職員さん、調理の方々からは優しさと強さを兼ね備えた温かい愛を感じると共に、忘れかけていた大切なものを気付かせていただく貴重な時間になり心から感謝いたします。
母性愛溢れる美鈴さんのような本当の愛を教えてくれる人が、世の中に一人でも多く増えるように、先ずは自分から母性愛をもっと持つこと!そして子どもたちや出会った人や動物たちに、どのように向き合い寄り添うかを実践してまいります。
羽曳野荘や大念仏乳児院ではランチの時は子どもたちと一緒に遊んだり話をしたりして楽しい時間を過ごさせてもらう中でも、先生方は子ども達にどのように自己表現ができるかを考えたり、子ども達が将来に向かって自立できるようにどの様に寄り添っていくかなどを真剣に考えておられる姿に多くの気づきがありました。
美鈴さん、親方、賛同してくださった全ての方々に感謝いたします。
ありがとうございます!
〈 2017年美鈴サンタ♪ 新沖真由美 感想 〉
今年も美鈴サンタのお手伝いをさせて頂きました。
全国の美鈴メンバー様の温かい思いを届けに羽曳野荘様と田島堂園様にお伺いさせて頂きました。何時も私達を心良く迎えて下さり、本当に感謝の気持ちで一杯になります。
羽曳野荘様に至りましては、今回で9回目となりますが、お話の中からも長く続ける事の意味を改めて感じました。
美鈴さんが何時も仰ってらっしゃいます 相手の気持ちに寄り添って行動する…と言う事の意味はとてもとても深く、愛を持って行動する事の意味を改めて感じさせて頂きました。毎回そうなのですが、今回も届けた物以上の物を私達の方こそ頂きました!子ども達の笑顔 元気 そして穢れのない素直な心。
羽曳野荘様 田島堂園様有難うございました。来年も訪問出来る事を楽しみにしております。
〈 2017年美鈴サンタ♪ 田中智恵子 感想 〉
美鈴サンタは初めての参加でしたが、貴重な経験をさせて頂きました。
「大念仏寺乳児院」のクリスマスパーティーに参加させて頂き、子ども達の真っ直ぐでキラキラ輝いた笑顔に癒されました。
理事長ご承認のもと養育里親として保育士さんが「子ども達を旅行に連れていくんですよ」と話されていました。そこまでされていると思うと、寄り添うという事がどうゆうことか?考えさせられました。
保育士さんが自分の子どものように愛情を注ぎ、心から寄り添い日々頑張っておられる事を私たち一人一人や地域社会が理解を深める必要があると思いました。
施設では色々な取り組みをされており色々な事情があるギリギリのところで頑張っている親御さんには、カウンセラーさんが相談に応じているそうです。昔のようにご近所付き合いが希薄になり孤独を感じている人が助けを求める場が必要であると実感しました。
私たちに出来る事はほんの僅かなことだけれども、やり続けていればやがては大きくなりネグレクト等の負の連鎖も止められると信じて自分に出来る事を行動したいと思います。
美鈴サンタをとおし、寄り添う事の大切さ、素晴らしさを肌で感じられた事は、私のクリスマスプレゼントです。このような素晴らしい機会を頂いたことに深く感謝するとともに、杉本理事長をはじめとする関係各位の皆様、全国のご寄付をして頂いた皆様、美鈴さん親方!本当にありがとうございました。
〈 2017年美鈴サンタ♪ 水口浄治 感想 〉
第9回目となる美鈴サンタ♪賛同してくださった全国の皆さんからの大切なご寄付を美鈴さんの代役として責任もってお届けさせて頂くと共に、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございます。
毎回、各施設の子どもたちと、施設長、職員の皆さまにはお忙しい中ご対応いただき心より感謝いたします。
継続は力というように、全国の皆さんの愛は、施設で暮らす子どもたちと職員スタッフさんへとしっかりと届いていることが、回を重ねるごとに実感できます。
お話を伺う中で、子どもの入所理由の背景は単純ではなく、複雑化しているのが現状で、虐待の背景をみても、経済的困難、両親の不仲、精神疾患、養育能力の欠如など多くの要因のようです。
施設、学校、地域社会、私達大人ひとり一人が本当の愛を持ち、子ども達みんなが愛され将来に向かって夢と希望が持てる世の中にならなければと感じます。
安心感を持てる居場所づくりと、大切にされる体験を積み重ねていくことで、信頼関係や自尊心を取り戻して欲しいと願います。
児童の権利を守るための制度の一つとして、里親制度があり週末里親など、短期間預かって一般家庭の生活を体験してもらうことも大切なことだと感じました。
今回も、貴重な経験をさせて頂いたことに感謝すると共に、継続すること、知ること、関心を持つことの大切さを学ばせていただきました。
また来年も、子ども達の成長と元気な笑顔に会えることを楽しみにしています。
美鈴さん♪ 親方! 皆さんありがとうございました。
大念仏乳児院さんから、美鈴サンタ2017'の感謝状が届きました。(2017.12.25)
ありがとうございます。
大念仏乳児院さんから、美鈴サンタ2017'の感謝状が届きました。(2018.2.15)
ありがとうございます。
羽曳野荘さんから、美鈴サンタ2017'の感謝状が届きました。(2018.01.29)
ありがとうございます。
神愛子供ホームさんから、美鈴サンタ2017'の感謝状が届きました。(2018.10.30)
ありがとうございます。
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