Misuzu Special Member's

美鈴サンタ2019'京都

美鈴サンタ京都スタッフレポート 2019年12月22日(日)
訪問先
1) 迦陵園　11時～
2) 平安徳義会　14時～
3) 積慶園　15時30分～

訪問者　檜山政宏、荒木咲子、泉要佑、岩木隆幸、河陽輝、木田英之、千田直哉、堀洋子

【京都・迦陵園】

施設名：迦陵園
　　　　社会福祉法人
　　　　児童養護施設
住所：京都市左京区下鴨宮崎町109番

迦陵園の前で。

今回も訪問のスタートは下鴨神社近くの迦陵園様です。

居心地の良い、リビングの様な会議室で施設長のお話しをお聞きしました。

養護施設全体のスタッフの勤続年数が平均4～5年である中で、迦陵園では平均を遥かに上回る勤続年数である事など、訪問のサンタ達も我が事の様に嬉しくなりました。

全国のみなさまからお預かりしたメッセージをお届けいたしました。

全国の美鈴ファミリーも応援しています！

子ども達とのふれあい
今日は下鴨神社でお餅つき、園に残っていた幼児としばしのふれあいでした。私達が子ども達に遊んで貰ってます。

今年も沢山の感動をいただきました！
継続の力を感じます！
美鈴先生ありがとうございます。
親方さまお疲れ様です。

堀洋子　記

【京都・平安徳義会養護園】

施設名：平安徳義会
　　　　社会福祉法人
住所：京都府京都市西京区大原野灰方町249番地

二件目は、平安徳義会養護園様にお伺い致しました。
こちらの施設様は今年で８回目の訪問になります。

例年同様、スタッフリーダーの岡部様にお話をお伺い致しました。

まず去年との違いとして、今年の４月より東向日市に「青雲塾ホーム」という、小規模施設ができたことです。
この施設には、５人の高校生が生活をされております。
建物の三階を５部屋に区切り、それぞれに台所、トイレがついております。

食事は職員の方が一から調理されており、それ以外の掃除、洗濯は自分自身でするいう形をとられております。
これは１８歳以上になった時に、施設を出た場合の、自立した生活の練習という意味あいもあるようです。

そしてお金の管理も身につけていけるよう、お小遣いの中から、やりくりする習慣を経験させていらっしゃるようです。
アルバイトに関しても、社会との接点が持て、なにより世間の厳しさも知ることができるので、働いてお金をもらう意義は大変大きいと言われておりました。

ただ、携帯電話（スマートフォン）によるSNSの普及により、膨大な情報が簡単に手に入る時代では、楽をして割のいいアルバイトなどの危険な情報もたくさんあり、オレオレ詐欺などの受け子など、犯罪に加担してしまうアルバイトもあるので、子どもたちをそこから守っていくというのは、本当に難しいとおっしゃられておりました。

今年の美鈴サンタでは、どちら様の施設も小規模施設と里親制度のお話が多かったです。
これは国の方針として、そちらを推進していっているからだと思います。
ただ小規模になればなるほど、もちろん一人一人と向き合える時間は長くなりますが、その分、職員さんへの負担が大変大きくなっていきます。
その部分の心のケアや、待遇面の改善などは今後の大きな課題になっていくと思います。
子ども達と日々接するのは、経験ある職員さんがいないとどうにもならないところだと思います。

虐待やDVが減らない現在において、やはり霊的真理というのは、ますます必要不可欠になってくるものだと思います。
それを知っているとどんな辛さや困難に出会っても、乗り切れるものだと思います。ただこの真理を広めていく難しさも痛切に感じます。
でもこれからは、遅すぎるかとは思いますが、身近な周りにも発信していこうと思っております。

ウザいなと思われても、少しでも強くなれる人がいるならいいかと思います。
今年も多くの学びをありがとうございます。

千田直哉　記

【京都・積慶園】

施設名：積慶園
　　　　社会福祉法人
住所：京都府京都市西京区樫原角田町1番地42

今年もやって参りました。積慶園です。

玄関先はクリスマスの飾りでとても華やいでいます。

先ずは職員の方のお話をお伺いします。

先生は小規模施設にて幼児から中学1年生までの女の子6名を担当しておられ、洗濯、買い物、献立、料理などを請負い、お母さんがわりとして働いて下さっています。
夜には1人1人に15分づつの時間を取り、コミニュケーションを図っていらっしゃるそうです。

5人で宿直を回し、職員の負担を減らす事で、できる限り長く働いて子どもの心の安定を図れるようにしているともお話下さいました。
いつも同じ思いを抱きますが、大変なお仕事に本当に頭が下がります。

広場に移動すると、大勢の子ども達が集まってくれていました。

美鈴サンタさんにと、可愛い手形のついたメッセージカードを小さなお子さんが首に掛けてくれました。

今年のプレゼントは電子ピアノ、やわらかマット、電動自転車、ベビーカーです。

全国の皆様の愛念がこうして形となってお届けできる場にいられて幸せな事です。
皆様、本当にありがとうございます。

お寄せ頂いた心温まるメッセージもお渡しさせて頂きました。

あわしま堂様からの寄付の沢山のお菓子を子ども達と一緒に頂きます。

私はこの時間を1番楽しみにしています。
両隣に3歳と5歳の男の子が座っていてくれていました。
私の事を「美鈴さん」と呼んでくれ、(すみません、美鈴さん)自分の食べているお菓子を少し分けてくれたり、その小さなお手手で私の手を握ってくれたりもしました。
思い出すだけで愛しさがこみ上げ、涙が滲みます。

昨年も申し上げましたが、私もこの園の卒園生です。
色々な思い出や様々な感情も湧き上がります。
どうか、この先もこの子達の笑顔が増えますようにと願っています。

美鈴会員の皆さま
この実りある、愛に満ちた活動に参加させて頂いた事に心から感謝いたします。

積慶園のスタッフの皆様も今年も歓迎して下さいまして、誠にありがとうございました。
また、子どもさん達が私達の到着を待ちわびていてくれたと聞き、とっても嬉しい気持ちになりました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

ありがとうございました。

荒木咲子　記