美鈴サンタ2016'札幌
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美鈴サンタ2016'札幌

美鈴サンタ札幌スタッフレポート 2016年12月21日(水)
訪問先
1)札幌乳児院 10時〜11時20分
2)興正学園 13時〜14時20分 



【札幌・札幌乳児院 】

訪問者 上田小織、種市真澄、十亀奈緒美
施設名   社会福祉法人   札幌乳児院
ご担当者   萩野院長、岡崎課長

 

札幌乳児-1美鈴サンタも今年で8年目になりました。


数日前、札幌は大雪が続いていたので予定していた12月21日が心配でしたが、当日は雪が時々降っていましたが穏やかで天候に恵まれた美鈴サンタの訪問でした。


施設に伺うと今年4月から着任された荻野院長とご挨拶をさせて頂き、例年のように岡崎課長さんの今年度の子供たちの様子や一年を通じての話を伺うことができました。



札幌乳児-2今年は乳児院に連絡が入らず、直接児童相談所から里親の元にいくことが多く、家庭に近い環境の里親に行く割合が多かったと伺いました。
 

里親の元で育つメリットは、ご両親の元に帰った時や自分が自立をして社会での生活をするなかで、時間がかからず自然な形で馴染めるとのお話がありました。


その反面、里親登録してくださっている方が少しずつ高齢の方が多くなってきているのと、登録者も6割から3割り程に減少している現実もあるそうです。


子育ての先輩として年配の方も必要でもあり同時に40〜50代の方々の登録数が増えるといいんですがともお話をされていました。




札幌乳児-3私たちが訪問してる時にも、里親研修で施設実践で訪れていた方がいました。岡崎課長さんが、子供たちと接していく中で職員さん、スタッフさんが子供たちに気を付けていることは、愛着=大人への信頼感ですと仰っていました。
 

集団生活をする中で、自分の意思表示も大切であり、孤立しないように子供らしいわがままを出せるような信頼関係を築くことも目指していますとお話しくださいました。
 

ネグレストを経験している子は、大人の顔色を見ながら、抱っこしてほしい、遊んでほしい、お腹が空いた…等の要求をした時に、すぐに対応してくれなかったら諦めてしまうと言うことがあるようです。
 

本来なら、赤ちゃんらしく泣き叫んで意思を伝え続けたり、泣いてわがままを言うのが乳児なのですが…恐怖、怯えの経験から、小さい幼児でも大人の顔色をみて我慢をして諦めてしまう傾向にあるようです。




札幌乳児-4そのあとは、プレイルームを見学させてもらうと、一歳を過ぎた子供たちが遊んでいました。昨年希望の品物だったカメさんクッションがあり、手足には鏡や、凹凸のある触感があったり、甲羅には色とりどりの丸、四角、三角の模様があり、視覚でも楽しめたりと多機能なカメさんがありました。


プレイルームの中にはなんと!素晴らしい名前が付けられていて『美鈴サンタコーナー』と呼ばれているスペースがあったりして、訪問している私たちが嬉しくなってしまうほどでした。今年も、美鈴サンタスペースに遊具が増えるようです。
 

それと、廊下とプレイルームの間に木で出来た棚の仕切りができていました。プレイルームの内側は、子供たちがつかまり立ちがしやすい高さに設定してあり、歩く練習にもなり、外側(廊下に側)にはキャラクターのついた車が収納できたりと、一石二鳥の役割を果たしていました。





札幌乳児-5美鈴サンタで、施設訪問の時にすれ違った職員さんが、毎年素敵なプレゼントをありがとうございますと言ってくださいます。


今年もたくさんの子供達の笑顔に会うことができました。毎年、全国からの寄せられた、たくさんの温かいメッセージと募金してくださる方がいるお陰です。


子供たちは、純粋な心で澄んだ目をして『ありがとう』って言ってくれたような気がしました。




美鈴さんと講演会を通じて出会い、美鈴さんの講演会での話から里親制度を知り、東日本大震災後に意思が固まり里親登録をさせていただきました。


今年、縁があり里子と数ヵ月間を過ごし貴重な経験を体験させてもらいました。そして、その子と離れた今、私は子供達のために自分ができる範囲の中で子供たちにできることは何かを考えて改めて夢ができました。


今年も皆様のお陰で訪問させて頂けたことに心から感謝をしています。本当にありがとうございました。


全国のメッセージして下さった皆様、募金をして下さった皆様にも愛が溢れ光と幸せが降り注ぎますように…。


十亀奈緒美 記




【札幌・興正学園 】

訪問者 上田小織、種市真澄、十亀奈緒美

施設種別  児童養護施設 興正学園
施設主体  社会福祉法人 常徳会
施設概要  児童養護施設 興正学園   47名
        地域小規模児童養護施設   6名
        分園型小規模グループケアホーム 13名
        

札幌-興正-112月21日、いつもより少し早めの美鈴サンタ札幌訪問です。

今年で8回目の訪問となりました興正学園。

1年ぶりに訪れてみると、とても明るく近代的な建物となって私達を迎えてくれました。

札幌では2か所目となる、施設の小規模化に沿った6つのユニット型グループケアルームを持つ養護施設として生まれ変わっていたのです。





札幌-興正-2そこでは、5LDKくらいのユニットに、年代の違う子どもたち7人が一緒に暮らしています。

各部屋にはキッチン、お風呂、リビング、玄関もあり、マンションのような間取りです。朝は、明るく日差しの入る広々としたデイルームで皆で食事をし、夕食は各ユニットに分かれて食事をするそうです。

どの部屋も明るく、そして個性あふれる素敵なお部屋でした。


また、1階にある園長先生のお部屋から見えるグリーンハウス(温室)は、観葉植物やレモンの木があり、癒しの空間となっています。




札幌-興正-3特に素晴らしいのが、エントランスホール入ってすぐにある「子ども図書館」です。
 

解放感あふれた空間に、様々なテーマに分かれた本棚が配置され、木のテーブルに木の椅子が置かれているとても温かな雰囲気の図書館です。
 

毎月第二土曜日には地域の方々に開放し、本の貸し出しやお茶会などの楽しい催しもあるそうです。



札幌-興正-4その「子ども図書館」に入って一番目につく場所に置かれる本が、今回の美鈴サンタプレゼントです。
 

すでに数冊置かれていた世の中の仕事を紹介する本でしたが、シリーズ化されていて、全て揃えるにはかなりの金額がかかるそうです。


そこで、美鈴サンタが力になりました!


世の中には多くの仕事があり、子どもたちが自分の夢や目標を持つ助けになることでしょう。




札幌-興正-5以前より、子どもたちが大人の仕事を見たり、体験する機会を多く持つことで、自分の活かし方を見付けられるのでは・・・と思っていました。
 

それが、この「子ども図書館」で実現するのではないかと思うとワクワクします。
 

これこそ、美鈴さんが願っていることではないでしょうか・・・。


知識を持つこと、それは生きていくうえで何よりの助けとなります。

子どもたちが自分の力で、社会で生き抜いていく強さを持ってほしい、そう願っています。


上田小織 記




8年前、2か月ごとに開催されていた札幌講演会。

総まとめとして開催された講演会で、美鈴さんより「美鈴サンタという活動をします」と伝えられました。
 

美鈴さんが長い間、子どもたちや動物たちを守るために活動していることは本などで知っていました。しかし、自分には行動する勇気が持てなかった。今、こうして美鈴サンタに関わったことで、少しだけ勇気を持てた気がします。


きっと、皆さんも同じではないでしょうか・・・。


全国にいる美鈴さんに共感した皆様が、小さくても一歩踏み出したことで、こうして8年の間活動ができたのだと思います。なによりも、美鈴さんが行動を起こして私たちを導き続けてくれたことに心より感謝いたします。


未だ悲しいニュースがなくならない日本ですが、目には見えなくても確実に美鈴サンタは子どもたちの支えとなっていると信じています。


今年もこのように「美鈴サンタ」で訪問させていただけることを幸せに思っています。子どもたちはみんなの宝物です。その宝物を、毎日大切に育ててくださっているスタッフの皆さまありがとうございます。


普段、私たちは何もできませんが、全国の多くの人たちがいつでも皆さんを応援しています。そして、その気持ちを美鈴サンタスタッフとしてお届けできることを幸せに思っています。

子どもたち。そしてスタッフの皆様一人一人の人生がたくさんの愛で満たされ、キラキラ輝くものでありますようにお祈りしています。



美鈴サンタ 札幌スタッフ一同






札幌乳児院 (1) 札幌乳児院さんから、美鈴サンタ2016'の感謝状が届きました。(2017.06.02)
ありがとうございます。

札幌乳児院 (2)

札幌乳児院 (3)










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